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2011年開幕戦ドライバーコメント決勝

Kay Tanaka / Me / Jim
2011年3月27日 « ザウバーの2台、失格! | レッドブルは週末KERSを使用せず »

27日(日)にアルバート・パーク・サーキットで行われた2011年シーズンの初レースは、ポールシッターのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が勝利するという展開になった。昨年は首位走行中にトラブルでリタイアを喫しており、リベンジを果たしたということになる。

ベッテルの速さが圧倒的だったとはいえ、フリー走行や予選で確実なポテンシャルを見せたマクラーレン勢はレースでも強力だった。2位に入ったのはルイス・ハミルトンだ。3位には6番手からスタートしたヴィタリー・ペトロフ(ルノー)が入り、見事にF1初表彰台に上っている。上位勢が後退したこともペトロフにはうまく働いたとはいえ、安定した走りを披露してみせた。

一方、7位と8位でチェッカーを受けたザウバーは、レース後の車検でリアウイングの規定違反が見つかり、失格処分を受けることに。厳しい最低になってしまったが、次戦からの復活が待ち望まれる。

開幕戦を終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル(優勝)

「すごくいい週末だったし、今日の午後に乗ったマシンはすごくいいものだったからうれしいよ。終盤には少し落ち着いたけど、いいレースだった。ルイス(ハミルトン/マクラーレン)はそこまで激しくプッシュしてこなかったから、レース終盤はコントロールするよう努めたんだ。今日は楽だったとは思わないよ。スタートが重要だったし、路面がクリーンな側にいたことですごくいい発進につながった。十分だったかは分からないけど、ルイスとマーク(ウェバー)がポジション争いをしているのが見えたんだ。1周目に後方に差をつけてからは、第1スティントでギャップを保つことに努めた。タイヤがキツくなってからはルイスが迫ってきたから、ピットに入ったんだ。あれ以上は走れなかっただろうから、適切なタイミングだったと思う。1回目のピットストップ後にジェンソン(バトン/マクラーレン)をパスすることができたのが大きかったね。あれが重要だったんだ。レースの後半では、ルイスの背後で何が起きているのかわからなかった。彼が後ろからプレッシャーを受けているのかどうかってことが不明だったんだ。でも、終盤にはもっとレースをコントロールすることができた。今日はたくさんのことを学べたよ。長い冬を終えてここに来て、速さを刻めたのはいいことさ」

マーク・ウェバー(5位)

「今日の僕は速くなかったけど、昨日の予選でも同様だった。だから、その理由を理解する必要がある。今日の僕ができることは多くなかった。ピットストップ時にフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)にポジションを奪われてしまい、それで終わりさ。すごくフラストレーションがたまるよ。セブ(ベッテルの愛称)はいいレースを戦い、特にマシンに何ができるかという点がわかってよかった。でも、先頭争いができないというのは僕にとってはいつもと違う事態だったんだ。彼らと同じ位置にとどまることだってできるだろうけど、今日はかなり後方でのフィニッシュになった。タフなレースだったし、僕は可能な限りプッシュしたけどあまり挽回できなかったね。後方でゴールするっていうのはいつも通りのことじゃないけど、冷静に考えてみよう。これはまだ第1戦なんだ。マレーシアに行くのが楽しみだよ。明日にもレースが開催されたらいいな。今日はセバスチャンとは違うレースになってしまったから、別のやり方にする必要があった。彼よりも早い段階でタイヤに問題が生じてしまったから、この理由については確認する必要がある」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「今日はセバスチャンが最高のパフォーマンスを発揮してくれた。彼は今週末を支配しており、ミスのないドライブで開幕戦を勝利したというのはファンタスティックだ。冬の間のすべてのハードワークを証明する結果になったし、アブダビで2冠を達成した後に開幕戦でこのような成功を収められたのは素晴らしい。F1復帰を果たしたピレリの初勝利をわれわれが刻めたということにも誇りを感じている。タイヤはレースにおいて予想されていたように2、3回のピットストップを必要としたが、新ルールへの探索に対するちょっとしたお別れとなったこのレースを支配できたというのは最高だし、このサーキットでは歴史的に見て苦戦していたからなおさらだ。残念ながらマークにとっては母国グランプリがいいものにはならず、その理由を探る必要がある。彼のタイヤのデグラデーションはセバスチャンよりも大きかったため、第2スティントにプライムを履かせるというわずかに異なった戦略を実行した。マークのマシンについて調べてみなければいけないし、通常では見られないような事柄が、今週末は両者の差になった。マレーシアでは通常に戻ると確信している」

【マクラーレン】

ルイス・ハミルトン(2位)

「2位は素晴らしい結果だよ。クルマは最高でドライブしていてすごく楽しかった。レース中ずっとタイヤにも気を配ることができた。シーズンが始まってすぐセバスチャン(ベッテル)にプレッシャーをかけられたというのもすごく励みになる。今日は勝利を争える競争力があったと思う。スタートがもう少し良ければ対抗できたはずだ。喜んでいいと思うよ」

「フロアに何が起きたのかはよく分からないんだけど、フィーリングはそれほど悪くなかった。レース後に見てみたらかなりひどいダメージだったね。クルマを大事にして最後まで走り切れて良かったよ。でも肉体的にはとても楽なレースだった。体調面では絶好調だったから、マレーシアも楽しみにしている。あそこはたぶん1年で最もタフなレースだよ」

「次のレースでどれだけパフォーマンスアップできるか楽しみだ。エンジニアたちにはもっとゲインできる部分が分かっているし、できる限り早く実戦投入するつもりだ。セパンでは勝利にチャレンジできるはずさ」

ジェンソン・バトン(6位)

「スタートはOKだったけど、インサイドにヴィタリー(ペトロフ)がいてびっくりした――彼はすごくスタートが良くて押し出されてしまった。1コーナーの出口で失敗して、その後はフェリペ(マッサ)に抑え込まれた。あれがレースの中で一番最悪だったよ。彼はすごく遅いのにオーバーテイクは難しいんだ。2人とも大幅にスローダウンしてしまった。僕はターン11で外から抜こうとしたんだ。ターンイン前は僕の方が先だったのに、彼はコーナーに深く進入して僕を押し出してきた。それで通常のラインが取れなかったんだ」

「ドライブスルーペナルティの後はポジションを奪い返さなければいけなかった――楽しかったけどストレスもたまったよ。もっとうまくやりたかったけど、ルイスがいい仕事をしてくれたのがせめてもの救いだ。レースペースには満足している。次のレースでもアップグレードがあるけど、クルマはまだ新しく、パッケージを磨き上げるにはまだ大いに改善の余地がある。今週末は大満足といっていい。できればもう少しだけポイントを取りたかったけどね」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「早い段階からルイスはセバスチャンについていっていたが、マシンのアンダートレイがダメージを受けてからは先頭のレッドブルを視界にとらえておくことができなかった。それでも彼は難しい状況下で素晴らしいレースをドライブし、2位でフィニッシュした」

「ジェンソンも午後の間ずっと懸命な走りを見せたが、2つの不運に妨げられた。1つは1コーナーでペースダウンさせられたこと。これで順位を落とし、さらにフェリペをパッシングした際の動きについてドライブスルーペナルティを出されてしまった。彼はフェリペにコースから押し出されたと感じており、うまくパスしたはずだった。そのペナルティを与えられていなければ、セバスチャン、ルイスと表彰台でシャンパンを振っていたはずだ。だがこれがモーターレースさ」

「全般的には数週間前のわれわれの立場を考慮すれば、26選手権ポイントを獲得してオーストラリアを後にできるのはなかなかの結末といえる。だがそれ以上に重要なのは、今後マシンを開発し、今シーズンの世界選手権を戦える優れたプラットホームがあることだ。いざ、マレーシアへ!」

【フェラーリ】

フェルナンド・アロンソ(4位)

「最終順位だけを見れば、そんなに悪くない結果だ。ウェバー(レッドブル)やバトン(マクラーレン)よりもうまくやったわけだけど、ベッテル(レッドブル)やハミルトン(マクラーレン)には屈してしまった。ここアルバート・パーク・サーキットにおいて僕は4位のシーズンチケットを手にしているみたいだね。4位に入るのはこの4年間で3度目なんだ。昨年はバーレーンで勝利した後にここで4位に入ったわけだから、それとはかなり違う気持ちでいるよ。今日は再びベッテルが異次元の走りを見せた。それ以外はかなり接近し、金曜日ほどではないけれど、少なくとも昨日の予選から大きく異なってはいないね。昨シーズンのアブダビGPと同じように、ペトロフ(ルノー)の後ろだったって? そうさ、だけどそれは偶然なものだし、今回はウェバーを抑えることができた。ロシア人の彼よりも、ウェバーのほうがタイトル争いにおける真剣なライバルになるだろうからね。オーバーテイクの動きを楽にしてくれたわけではなかったけれど、KERS(運動エネルギー回生システム)は可変リアウイングと同様にうまく機能してくれた。スタートでは少し混乱があったよ。僕はいいスタートができたんだけど、バトンが僕の前に来たから、接触を避けるためにワイドに通過せざるを得なかったんだ。戦略は正しかったし、いくつかポジションを上げる助けになった。もしトラフィックを抱えずにフィニッシュできていたら、2ストップも試せただろう。でも今日の事態を考えれば、最適な決断ができた。タイトルを獲得するのに適切な位置にいるけど、3位や4位を続けるんじゃ無理だ。改善する必要があるのは知っているけど、いかなる予想をするのにも時期尚早だよ」

フェリペ・マッサ(7位)

「スタートは素晴らしくて、バトンの攻撃的な動きを抑えることができた。その後、僕たちはハードタイヤを使うことにしたんだけど、その考えは実を結ばなかったから3回目のピットストップをしなければならず、いくつかポジションを落としてしまったね。後半部分にはリアタイヤのデグラデーションが大きくて悩まされ、いいペースを築けなかった。リアウイングのような新しい要素はしっかり機能したよ。昨年よりも多くのオーバーテイクを見ることができたのは間違いないだろう。バトンとの戦いについてかい? すごくタイトだったね。彼が僕をパスした際にシケインをカットしたから、彼にはペナルティが下されるって予想したんだ。結果や今週末の全体的なパフォーマンスには少し落胆している。何が起きたのかしっかり理解する必要があるよ。なぜなら、僕たちは真のポテンシャルを発揮できなかったと思うからね」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「落胆のような感情を抱いてオーストラリアを離れなければならないということを否定はできない。今日のわれわれのパフォーマンスレベルは最高とは言えないものであり、特にレッドブルに対してそうだった。それでも、われわれは効果的なポイントを獲得しており、特にフェルナンドは素晴らしいレースを戦って1周目に起きたことを挽回してみせた。力強いスタートを切ったフェリペはまず、バトンからの攻撃に耐えた。しかし、レース後半ではリアタイヤが予想以上にオーバーヒートしてしまったのだ。今週末に期待していた競争力について、すべてを注意深く確認する必要があるだろう。そして、迅速に対応して次戦マレーシアGPから始めたいものだ。メインテーマの1つは、フロント部分のダウンフォースレベルだろう。データから推測されていたものが得られないということについては、分析しなければいけない。ポイントをもたらすものの1つは信頼性であり、特にエンジン関係とKERS(運動エネルギー回生システム)に関連したものだ」

パット・フライ(アシスタントテクニカルディレクター)

「やらなければならない仕事が山積みというのが事実だ。今週末、われわれの150thイタリアは望んでいたほどには競争力がなかったというのが実際のところだろう。予選でもレースでもレッドブルとマクラーレンのほうがわれわれより速かった。戦略の組み立てに関しては、フェルナンドはオープニングラップに9番手まで後退したことを考えれば正しい選択をしたといえる。ピットストップと優れた追い抜きに感謝したいし、アロンソは4番手までポジションを上げて最終ラップまで表彰台争いを展開した。しかし、フェリペは最終的にミスを犯してしまい、それがなければおそらく1つは順位を上げられる可能性があった。今後、サーキットでもファクトリーでも作業を進めていくが、マレーシアにはより優れた状態で臨みたいものだ」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ(リタイア)

「シーズン開幕は僕たちが望んだようには機能しなかった。このレースを調べてから、マレーシアでの次戦に集中するよ。ここに来たスタッフやファクトリーにいるスタッフは一生懸命に働いてくれたから申し訳なく思うけど、今週末はいくつかの理由があって彼らの働きを結果に結び付けられなかったんだ。レース自体はいいスタートを切れたんだけど、ターン3で接触したことで右リアタイヤがパンクチャーに見舞われ、(壊れたタイヤが)フロアにダメージを与えた。ダメージがかなり大きなものだったから、安全策を取ってマシンを止めることを決断したんだ。ニコがレースをリタイアしたのはもっと残念だった。彼はチームにとって効果的なポイント獲得を果たせそうだったからね。冬季テストで確認できたように、僕たちにポテンシャルがあるということは今でも信じている。巻き返せる自信があるよ」

ニコ・ロズベルグ(リタイア)

「残念なシーズン最初の週末になってしまった。リタイアを喫するまでの間は、後ろにいるマシンから激しくプッシュされるタフなレースだったよ。ルーベンス(バリチェロ/ウィリアムズ)をミラーで確認していたんだけど、彼はかなり遠くにいたから接触してきたことには驚いた。すぐにこれで終わりだって思ったし、マシンを止めなきゃいけなかったよ。チームは冬季と今週において一生懸命に働いてくれていたから、チームに対して残念に思う。それでもポジティブな面に集中していくし、マレーシアでどのようなパフォーマンスを見せられるかというのは興味深い。メルボルンはすごく特異なコースだし、僕たちの真の位置を見るためには今後数戦を戦う必要がある」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「当然のことだが、われわれチームにとって非常に不満の残る週末になった。ミハエルのレースは接触によってほぼ台無しにされてしまい、マシンが負ったダメージによってリタイアを強いられた。ニコはいい走行をしていたが、ルーベンスの野心的すぎる動きによって - この見方についてはレーススチュワード団も同意しているが - レースを終えなければならなくなった。残念なシーズン最初の週末の、残念な幕切れだ。われわれはチームとして強さを発揮できるだろうし、このレースを忘れて再びまとまり、ここから前進しよう」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ社長)

「これまでに戦った20戦の中で、最もタフな週末だ。フリー走行1回目からわれわれにはさまざまな技術的問題が発生したが、これらは5,000km以上を走破した冬季テスト期間中には経験しなかった事柄だった。ニコとミハエルはマシンセットアップを可能な限り最高のやり方で行うという点においてハンデを背負い、われわれのパフォーマンスはあるべき姿ではなかった。レースではミハエルがスタート直後に接触され、マシンが負った衝撃は21周目に安全策としてリタイアを選択するのに十分な大きさだった。ニコには別のマシンが追突し、これで彼のレースは終了した。次戦までにわれわれの問題を解決する必要があるだろうし、全員が今後の10日間でハードワークを重ねてこれを達成することになる。2011年シーズンをいい形でスタートできなかったことについては、チームで一生懸命働いてくれている人々に対して申し訳なく思う。しかし、すぐに改善できるだろう」

【ルノー】

ニック・ハイドフェルド(12位)

「今日はタフなレースだった。ポイントフィニッシュできなかったことはガッカリだけど、オープニングラップでぶつかられた後じゃしょうがない。第1コーナーまでに18番手から12番手まで順位を上げる好スタートだったから残念だ。マシンが負ったダメージはかなり深刻で、右側のボディワークとサイドポッド、それからエンジンカバーに損傷がある。だから、僕にとってはまったく良くないレースだった。だけど、チームとヴィタリー(ペトロフ)が成し遂げた素晴らしい結果はとてもうれしい。僕たちがコンペティティブなマシンを持っていて、今年はしっかり戦えるということを証明できた」

ヴィタリー・ペトロフ(3位)

「表彰台に上れて本当にうれしい。特にチームとして本当に厳しい冬を過ごした後だからね。テスト中でさえ、他のチームに比べて自分たちがどの位置なのかまったく分からなかったし、今週末も新しいパーツを投入し続けた。それがうまく機能したと思う。今日は最高のスタートが切れて、それでアロンソ(フェラーリ)とバトン(マクラーレン)の前に出られたから、自分のレースにとってはスタートがカギだったと思っている。前がクリーンな状態で走れたから、かなりハードにプッシュもできたし、タイヤのケアもできた。2ストップを採った僕たちの決断は明らかに正解だったし、うまくいったね。この冬を通して必死に働いて僕を支えてくれたチームの皆に心からの感謝を。この結果は皆のものだ。本当に興奮している」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「今日の表彰台はこれまでにチーム全体が成し遂げた仕事に対する大きな成果でありご褒美だ。本当にうれしい。マシンの設計をアグレッシブにした自分たちの決断が正しいものであることを示してくれたし、これで前に進むことができる。ヴィタリーのパフォーマンスは本当に力強く、今シーズンは強力な結果を残せるということを証明している。実際、私は両ドライバーが次のレースで上位を争えると確信しているし、今週末に示した競争力を足がかりにできると信じている」

ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)

「ここまでの道のりが簡単ではなかっただけに、チームの皆を思うと本当にうれしい。今日のレースで表彰台に上れると思っていたと言えばウソになるが、ヴィタリーの予選ポジションはかなり良かったし、自分たちに競争力があることは分かっていた。フェラーリ勢といい戦いができるとは考えていたので、その通りになったと思う。この先、マレーシアに向けてはコンマ数秒の価値がある、さらなる空力アップデートも控えている。今日の強さを足がかりにできるはずだ」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ(リタイア)

「僕たちにとってタフなレースになった。スタートでは少し(コース外に)押し出されてしまったんだけど、その後はいいリズムを刻み、ロズベルグ(メルセデスGP)とのアクシデントまでの間にたくさんのマシンをオーバーテイクしたんだ。あの場所ではオーバーテイクするつもりがなくて、僕は後ろを走っていた小林(可夢偉/ザウバー)からポジションを守ろうとしたんだよ。僕たちが使っている2種類のタイヤは、1つはグリップ力があってもう1つはグリップ力が少ないものだから、ブレーキングポイントはそれぞれ違うことになる。ロズベルグは早めにブレーキングしてすでにコーナーの中まで入っていたけど、僕はマシンを止められなかったんだ。今日の"33(FW33)"はコンペティティブだったし、これは次戦に向けてポジティブな要素さ」

パストール・マルドナド(リタイア)

「マシンに何が起きたのかははっきりとわからないんだ。エンジニアたちと共に分析する必要があるだろう。何の警告メッセージもなかったけど止まってしまい、それで僕らにとっては終わりとなった。スタートはすごく素晴らしいものだったんだけどね。その後はうまくレースに入れて、マシンはすべてがいい感触だったけど、レースは終わってしまったんだ。マレーシアで再び戦うのを楽しみにしているよ」

サム・マイケル(テクニカルディレクター)

「可変リアウイングに問題が生じていたとはいえ、ルーベンスのFW33は力強いペースを発揮して彼はいい成果を残し、ラップタイムも競争力があるものだった。その後、彼のタイヤに空気漏れが見つかったので、トラブルを避けるためにピットストップを行った。ルーベンスはいい挽回を見せて成果を残していったが、ロズベルグのメルセデスGPに近づいたときにフロントウイングに問題が生じたのだ。われわれはタイヤとKERSのデータを収集するために走行継続を選択した。レース終盤になると彼のマシンにはトランスミッションの問題が疑われたため、リタイアを決めた。レース序盤の段階でパストールのマシンにもトランスミッショントラブルが発生していることを把握していたため、双方の問題について調査を行っているところだ。今週末からはたくさんのデータを収集できた」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル(9位)

「決して悪いレースじゃなかった。16番手から浮上するのは易しいことじゃない。スタート自体は良かったし、いつも通り1コーナーは多くのクルマで混雑していたけど、1周目の終わりにはいくつかポジションアップしていた。コース上でのパフォーマンスは良く、結果的にシーズン最初としてはいいレースだった。トップ10にわずかに届かなかったのは残念だけど、マレーシアではペースを改善し、ポイント圏内に入れるようにしたい」

ポール・ディ・レスタ(10位)

「スタートは良かったし、小林(可夢偉)とのいい戦いができた。でもその間にトロ・ロッソの1台にパスされてしまい、それ以降はやや勢いを失ってしまった。今日はややペース不足だったけど、マレーシアまでにその原因を突き止めてアップグレードされれば、もう少し力を発揮できるだろう。エイドリアンと僕は違う戦略で、終盤は燃料をセーブしなければいけなかったためにギャップが広がってしまったんだ。マレーシアでは今日よりも、もう少しいい仕事がしたい。でも全体的にはハッピーだよ」

オットマー・サフナウアー(COO/最高執行責任者)

「フォース・インディア勢による一貫したレースが見られて良かった。もちろんポイント圏外でのフィニッシュは残念だが、この週末学んだポジティブな面に目を向けたい。ポールは初レースで印象的な働きを見せた。タイヤに気を配り、難なくF1に移行できていることが分かる。エイドリアンはスタート時から5つ順位を上げ、良いパフォーマンスだった。さらに言うならチームのこの結果はわれわれの信頼性を証明するものであり、今後の課題はポイントを狙えるようレースペースを改善することだ」

【ザウバー】

小林可夢偉(失格)

「2台共にポイントを獲得できたことは、すごくうれしいです。いいスタートを決めることができてアロンソ(フェラーリ)をかわしましたが、その後、彼にオーバーテイクされてしまいました。1セット目のソフトタイヤは、熱入れに苦労してしまったんです。2セット目のソフトタイヤでのペースは良かったと思いますし、第3スティントのハードタイヤもOKでした。僕の目の前でルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)とニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がクラッシュしたのは大きな瞬間でしたが、その後は特に興奮するようなことはありませんでしたね。シーズンのいいスタートになりましたし、満足しています。シーズンが楽しみですね」

セルジオ・ペレス(失格)

「このレースを決して忘れることはできないだろうね。ハードタイヤからソフトタイヤに交換したのち、まずはプッシュしなきゃいけないって思ったんだ。でも、タイヤをすごくうまくマネジメントできていることに気付いたから、そのタイヤで最後まで走り切ってしまおうと決断したんだ。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の後ろで少し時間をロスしたけど、その後は彼をオーバーテイクできた。可変リアウイングを使って仕掛けたら、彼はスペースを空けてくれたんだ。チームをすごく誇りに思うよ。戦略が機能したし、タイヤがこれほどに耐えてくれたのもいい驚きだ。全員に感謝したいけど、僕がF1に進む手助けをしてくれたメキシコには特に感謝している」

ペーター・ザウバー(チーム代表)

「このような結果は期待していなかったのだから、夢のようなシーズンスタートと言えるだろう。両ドライバーにとっても適切な報いだ。可夢偉の8位という結果は素晴らしい仕事だった。セルジオについては説明の必要がないだろう。彼が1セットのソフトタイヤで35周も走行し、安定したラップタイムを築いたことについても同様だ」

ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)

「2台が完走してポイントを獲得したのだから、とてもポジティブな1日になったと言える。両ドライバーはわれわれが必要としたことを成し遂げた。最後の数周は爪を噛む思いだったが、セルジオは素晴らしい仕事ぶりであのタイヤで完走してくれた。可夢偉についても、レースと戦略がうまく機能した。彼は予選でタイヤを使っていたために、2回のピットストップを選択したのだ。このようなシーズン開幕を大いに喜んでいるし、マレーシアも本当に楽しみにしている」

【トロ・ロッソ】

セバスチャン・ブエミ(8位)

「昨日はQ3に進んで、今日は10位フィニッシュだから悪くはない。でももう少し上、8位か9位も可能だったかもね。1コーナーでチームメイトと接触してしまったのが悔やまれる。初めてのことじゃないから、録画を見てからちょっと話をしなきゃね! 終盤は僕よりもマッサの方がずっと速かったから抑え切れなかったけど、結果には満足しているよ。全体として僕らは去年より明らかにコンペティティブだし、もっとクルマを改良してさらに前進しなければいけない。ポジティブなスタートで、この週末を分析すればたくさんのことを学べるはずだ。そうしてマレーシアでの戦略を立てるよ」

ハイメ・アルグエルスアリ(11位)

「スタートは成功して10番手か11番手までポジションアップしていたと思う。ターン2でマイケル(シューマッハ)がアウト側からコーナーをカットしてきた時、僕はインサイド側にいた。結果、フロントウイングに彼が接触し、僕は交換のためのピットインを強いられた。すでにコーナーの真ん中にいたので避けられなかったんだ。これで余計なストップがあったから、上位に入るチャンスは事実上消えてしまった。クルマのペースは優れていて良かったよ。初戦を完走できたことに満足している。マレーシアでの改善に向けて気持ちを切り替えたい」

フランツ・トスト(チーム代表)

「チーム全体にとって喜ばしい結果だ。初戦でのポイント獲得は、冬の間にトロ・ロッソが良い仕事をしたという証明であり、サーキットにいる全員、ファクトリーの人々、そして風洞スタッフも皆賞賛に値する。ブエミは良いスタートを切ったのだが、1コーナーでアルグエルスアリに衝突されてしまい、その悪影響がレースの間中ブエミのマシンに残ってしまった。それでもセバスチャンは優れたパフォーマンスを見せ、非常に良い仕事をした。冬の間ネガティブなコメントが多かったピレリのタイヤだが、彼らにもまた賞賛を贈るべきだろう。レース中たった1度のストップで走り切った者がいるのだからね。最後に、勝利で新たなシーズンをスタートしたレッドブルのセバスチャン・ベッテルをたたえたい。われわれもこれで正しい道を歩き出したという確信を得てマレーシアに備えることができる。この勢いを維持しなければいけない」

【ロータス】

ヤルノ・トゥルーリ(13位)

「レースを完走できて本当によかったし、今週末はいくつかの問題が発生して対処を迫られたとはいえ、マシンにはいくらかのペースがあるってことを証明できた。マレーシアGPや中国GPで前進する助けとなるたくさんの有益なデータを収集することができたし、細かい問題を解決することができれば、今シーズンに僕たちが望んでいる前進を果たすことができると思っているんだ」

ヘイキ・コバライネン(リタイア)

「リタイアするまでの僕のパフォーマンスにはすごく満足しているよ。いいスタートが切れて、水漏れが発生してレースを終えるまではアルグエルスアリ(トロ・ロッソ)とペレス(ザウバー)を抑えていたんだ。今週末はトリッキーな週末になったけど、おそらく僕たちの予想よりも困難なものになった。それでも、なぜ予想していた速さがなかったのかということについてこれから分析するし、マレーシアに行く前に信頼性の問題について作業をするよ。すでに前進するためにハードワークを重ねているし、まだチーム・ロータスは動き始めて間もない。マレーシアでのチームの母国レースでは、改善されたパフォーマンスを発揮できるだろう」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「かなり難しい週末だったが、ヤルノとヘイキのレースパフォーマンスにはとても満足できた。ヘイキのマシンはピットストップ直後にラジエーターからの水漏れが発生してしまい、残念ながら彼のレースを終わりにする要因となった。彼はオプションタイヤでとても力強い走行をしていたので残念だが、リタイアするまではいい走りをしていたということは励まされる。ヤルノは序盤にプライムで苦しんでいたが、オプションに変更してからはペースを見出すことができた。レースでのわれわれの速さは冬季テストで発揮していたものを表しており、マレーシアでは週末を通じてそのレベルを維持するのが目標になる。全体的には、1台のマシンが堅実なペースで最後まで走りきることができたので、いい仕事で今週を戦ったチーム全体に感謝したい」

トニー・フェルナンデス(チーム代表)

「満足している。ヤルノが堅実的な走りで15位に入り、いいペースを見せたのは大いに喜べることだ。ヘイキのマシンにはラジエーターの問題が発生する可能性があるということは分かっていたので、彼がマシンを止めたのは驚きではない。しかし私にとって今日最も大切なのは、われわれが冬季テストで示していた速さが戻ったということだ。中団にとどまることができていたが、これは今シーズンの目標として掲げているものだ。これを基礎として今後のシーズンを戦い、次戦マレーシアまでにはラジエーターの問題を改善したい。チームの作業倫理と精神力をもってすれば、セパンで再び前進できるという自信を持っている。次戦、再び母国に戻れることに大いに興奮しているのだ」

【HRT】

ナレイン・カーティケヤン(出走せず)

ビタントニオ・リウッツィ(出走せず)

【ヴァージン】

ティモ・グロック(順位なし)

「レースではかなりいい速さがあったと思う。僕はヤルノ・トゥルーリ(ロータス)の後ろにいたけど、彼に追いついてピットストップで追い抜けたからね。でも、ピットストップで左フロントタイヤがルーズになってしまい、かなりスローペースで1周を走ってピットに戻らなきゃいけなくなった。ドライブペグが損傷していたのは残念だったけど、それは直せたし、少なくともレースに戻ることはできた。最初の数周は問題なかったけど、その後、バイブレーションがひどくなったから、とにかく完走しようとがんばった。結局、ちょっとガッカリな感じになっちゃったけど、少なくとも優れた信頼性は示せたはずだし、2台とも最後まで走れたからよかったと思っている(規定周回数に達していないため順位なし)」

ジェローム・ダンブロジオ(14位)

「初めてのF1グランプリを完走できたことは本当にうれしい。スタートはとてもうまくいって、マシンにも満足していた。レースの終盤はもう少し速く走れたかなとは思うけどね。でも、一番重要なのはレースを走り切ったこと。僕にとっては大きな経験だし、この先のレースで生きるはず。週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。とても生産的なタイムだったし、マレーシアの次戦に向けて今回のレッスンを生かしていく。そこから前に進み始められるよう願っている」

ジョン・ブース(チーム代表)

「何よりもまず、2台とも完走するという目標が達成できたことには満足すべきだろう。前進するにはコース上での時間を最大限に生かし、開発プログラムに反映できるよう可能な限り多くのデータを集めなければならないので、これだけの有望な信頼性を示せたことには満足だ。ティモ(グロック)のホイールに起きた問題にはガッカリしている。コースに復帰できたのに、ダメージが持続した結果、進歩が妨げられた。ジェローム(ダンブロジオ)はデビュー戦で素晴らしいレースパフォーマンスだったので、今週末に彼が成し遂げたことについては誇りに思っていいはずだ。最後に、シーズンをスタートさせるにあたり必死にプッシュしたチームにおめでとうと言いたい」

(※注:レース終了後、ザウバーのマシンに技術違反が確認されたことが明らかになり、7位と8位でチェッカーフラッグを受けたセルジオ・ペレスおよび小林可夢偉はレース結果から除外されました。ドライバーおよびチーム関係者のコメントはいずれも裁定以前に発表されたものです)

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