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2011年開幕戦ドライバーコメント予選

Kay Tanaka / Me / Jim / M.S.
2011年3月26日 « 圧巻のベッテルにおびえるライバルたち | HRT、決勝レースに出走できず »

2011年F1シーズン初めての公式予選が、26日(土)にオーストラリア・メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われた。2010年ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得したが、冬季テストでは調子が良くなかったマクラーレン・メルセデスがレッドブルに次ぐポジションを得ている。

日本人唯一のF1ドライバーとして戦っている小林可夢偉(ザウバー)は、予選Q3に進出して9番手をゲット。Q3では新品のソフトタイヤを履くことができなかったためタイムアップを図れなかったが、レースに向けていいスタート位置を獲得した。

一方、HRTの2台はQ1のトップタイムから107%以内のタイムを刻むことができなかった。フリー走行でもほとんど走れていないこともあって、FIAから特例のレース出走許可を得るのはかなり厳しい状況だ。

予選を終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル
土曜フリー走行:1番手
予選:ポールポジション

「おもしろい冬だったね。どのマシンもかなり変わってテストは本当に忙しかった。皆がピレリタイヤを中心に作業を進めてきたけど、ここへ来て1周での機能の仕方やマシンに燃料を積んだ時の機能ぶりに全員が感動している。日曜日に向けては有望だと思うから、うまくやれるかどうかはそのうち分かる。最初のステップはうまくいったし、ポールポジションを手にしてシーズンをスタートできることはチームにとっていい兆候。RB7をこの位置に持ってくるまで本当に一生懸命がんばった。マシンの準備にあたってくれたファクトリーやここにいる皆のおかげだ。ポイントという点ではまだ皆がゼロだから、明日どうなるか見てみないとね」

マーク・ウェバー
土曜フリー走行:2番手
予選:3番手

「今日の自分のパフォーマンスにはガッカリしている。セバスチャン(ベッテル)はきっちり良いラップにまとめたと思う。正直、このギャップには困惑しているけど、それでもベストは尽くした。あとで見直して改善できるところを調べたら、そこから進む。フラストレーションは感じるけど、チームのことは信頼している。皆、本当に最高の仕事をしてくれた。僕にとって最高の1日にならなかったのは確かだけど、基準が高いからね。もっとうまくやりたい。それでも、この冬を通して取り組んできたことはチームのパフォーマンスに現れている。それはすごいと思う」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「素晴らしいチームパフォーマンスだった。2011年の初グランプリで1番手と3番手なら最高のスタートだ。セバスチャンは驚異的なラップを2度も走った。マーク(ウェバー)は最後のラップでルイス(ハミルトン/マクラーレン)にわずか0.1秒弱届かなかったが、1番手と3番手はグリッドがクリーンな側なので、明日のレースをスタートさせるにはいいポジションだ。特に今年は新しいレギュレーションがあるし、明日は魅惑のレースになるはず。F1復帰を果たしたピレリの初ポールポジションを記録できたことをうれしく思う」

【マクラーレン】

ルイス・ハミルトン
土曜フリー走行:3番手
予選:2番手

「今日のラップには本当に満足しているんだ。マシンは最高の感触だったし、これはファクトリーのデザイン部門や製作コンポーネントにいるみんなのおかげだよ。彼らも彼ら自身を称賛する必要があるね。マシンに劇的な変更を加えるというのは勇気ある決断だし、この変化に至るまでに大きな努力があった。素晴らしい巻き返しだよ!」

「しかし、今日のパフォーマンスには満足しているとはいえ、最後のアタックの途中で僕のKERS(運動エネルギー回生システム)が作動を停止してしまったんだ。(蓄積したエネルギーは)40%ほど残っていたんだけど、その後は使用できなくなってしまった。でも、それがあったとしてもコンマ数秒の違いにしかならなかっただろう。今でも僕らのマシンの基盤は間違いなく改良できる状態にあるというのはいいことさ」

「明日は長いレースになるだろうし、第1コーナーを制したら勝利できるってわけでもない。僕たちのマシンは改善を果たせるって知っているから、今週末は効果的にポイントを持ち帰りたい」

「やらなきゃいけない仕事はまだあるけど、ここからレースを制することだって可能だと思う。明日はセバスチャン(ベッテル/レッドブル)にレースを落としてもらおう!」

ジェンソン・バトン
土曜フリー走行:3番手
予選:4番手

「この結果には満足するべきだと思っているんだ。Q3には少しガッカリさせられたけどね。ニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)とフェリペ(マッサ/フェラーリ)が目の前でスピンしたことで、僕は抑えられてしまったんだ。ホントにごちゃごちゃしてたよ。Q2で最後までまとめられなかったラップのほうが速かったはずさ!」

「だから、Q3で僕たちのパッケージを最大限に発揮することができなかったんだけど、冬季テストの時と比べれば大きな前進を果たせている。ここまでの成果については大いに満足するべきだろう」

「それに、これから積み重ねることができるものは多い。このマシンでは十分なテストができていないから、まだ開発段階の序盤なんだ。信頼性があることや文句なしに速いことは僕らに大きなモチベーションを与えてくれる。ファクトリーにいるみんなを本当に誇りに思うよ。僕たちが今日のような位置に達するために、彼らは本当にハードワークしてくれたんだ」

「明日が本当に楽しみだよ。去年は4番手からスタートしていいレースができたし、今年も4番手からいいレースができると思っている。ポジティブじゃなきゃいけないし、明日はレース制覇に挑戦できると考えているんだ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「昨日、最近の数週間にわれわれがマシンに加えた改善が際立ったものであることが判明したが、それを今日になって証明することができた。このような改善をハードワークによって可能にしてくれたメルボルンのスタッフやウォーキングにいるスタッフたちに大きな感謝の言葉を述べたい」

「ルイスとジェンソンも今週、素晴らしい仕事をしてくれた。明日のスターティンググリッドにおいて2番手と4番手という結果を手にしたことにも大いに励まされている」

「実際、KERSの問題がなければルイスはもう少し早く走れていたはずだ。そのトラブルの結果として彼はKERSからのパフォーマンスを得ることができなかっただけでなく、KERSを使えないことによってブレーキバランスにも妥協を強いられた。ダブルパンチといったところだ」

「しかし、パルクフェルメルールはわれわれに対し、必要な修正を許可してくれている。彼もジェンソンも明日の午後にアルバート・パークの周回路で行われるレッドブルとの戦いを楽しみにしているのだ」

【フェラーリ】

フェルナンド・アロンソ
土曜フリー走行:6番手
予選:5番手

「もちろんこの結果に満足することはできないけど、即座に悲観的になる必要もない。クルマの力をあまり引き出せなかっただけで、その理由を理解しなければいけない。スペインでのテストの時は、はるか彼方にいたはずのクルマに今日は追い付かれてしまっていた。昨日は順調でクルマのフィーリングも良かった。それなのに今日は朝から状況が一変したんだ――それも最悪の方にね。次に待ち受けるのはレースだ。テストと昨日のフリー走行から考えると、ロングランでのパフォーマンスはいいはずだし、今日は大差をつけられてしまった人たちにも少しは近づけるはずだ」

「5番グリッドというのはレースで表彰台を狙うにはそれほど悪い位置じゃないし、可能性は大いにある。去年を思い出してごらんよ。クビサは6番手か7番手からスタートして2位でフィニッシュした。マクラーレンはずいぶん進歩したようだけど、最後のバルセロナテストで印象的だったメルセデスGPも忘れちゃいけない」

フェリペ・マッサ
土曜フリー走行:12番手
予選:8番手

「思ったほど自分たちがコンペティティブじゃなかったのは事実。ベッテルの驚異的なタイムを見ると、さすがにポール争いができたとは思わないけど、もう少し上には行けると思っていたんだ。冬季テストと比べてタイヤウエアがとても少ない路面で、ハードとソフト、両方のグリップに問題があった。1周目でのグリップが足りないんだ。少なくとも僕らのマシンではね」

「明日のレースに向けてできる限り準備を整えなければいけない。レースの決め手は純粋なスピードだけじゃなく、信頼性やチームワークがとても重要になってくる。Q3でのスピンについて? ピットレーンから出て加速したら、タイヤがまだ冷たすぎたんだ。タイヤへのダメージはなかったけど、唯一のアタックラップで助けにならなかったのは当然さ」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「シーズン最初の予選セッションでのこの結果は到底満足できるものではない。それは否定できないよ。だが、ここで取り乱しても仕方がない。なぜコース上でわれわれのマシンのポテンシャルを――少なくとも純粋なパフォーマンスを――引き出せなかったのか分析する必要がある。冬季テストと昨日のフリー走行から、レースペースは悪くないのが分かっており、明日のレースではそれを生かし切りたい。今年は過去に類を見ないほど戦略が鍵を握ることになる。一方で相変わらず信頼性も最優先課題である」

パット・フライ(アシスタントテクニカルディレクター)

「シーズン初の予選で最後にペースを発揮することができなかった。それは受け止めなければならない。レッドブルが非常に速いのは分かっていたが、彼らは想像以上の速さであり、マクラーレンにも追い抜かれてしまった。Q1を確実に突破するためにソフトタイヤを1セット投入してしまったために、Q3では新品のオプションが1セットしか残っておらず、その代償を払うことになった。このような状況に追い込まれた理由を探るため、注意深くデータを分析しなければならない」

「そうはいってもまだレースが残っており、ポイントが与えられるのはレースだ。信頼性が鍵となる。冬の間この点に関しては重点的に取り組んできたので、その努力が報われることを願っている。昨年と比較してレースには異なる戦略的アプローチで臨む考えであり、いくらかのサプライズがあるかもしれない」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ
土曜フリー走行:10番手
予選:11番手

「シーズンのスタートとして理想的な始まり方ではないし、僕自身ガッカリしていることは否定できない。KERSが断続的にしか働かなかったとか、Q3には進めたはずだとかいう問題じゃない。ただ期待通りのパフォーマンスが発揮できなかったんだ。テストでの経験からフェラーリに近いペースになるはずだったが、今日はそれを形にすることができなかった。テストの時よりも問題が発生し、週末が始まって以来ずっと悩まされている。なぜこのようなことになったのかを理解するために深く分析する必要がある。まだ自分たちの望み通りの位置ではないのだからね」

ニコ・ロズベルグ
土曜フリー走行:8番手
予選:7番手

「昨夜ベッドに入った時はいい予選パフォーマンスを期待していたから、ガッカリだよ。午前中、いくつか機能しないものがあったけど、チームが直してくれたおかげで予選ではほぼすべてのシステムが動いていた。何があったのか調べないとね。Q3ではちょっとミスしてしまってポジションを落としたかもしれないけど、今週はどうもまとまりがないんだ。1つ良かったことは、クリーンな側のグリッドからスタートできること。明日はベストを尽くしてポイントを取りに行くよ」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「チームにとって残念な予選セッションだったことは間違いない。もう少しコンペティティブだと思っていたのだが、今日は思い通りにマシンを機能させることができなかった。基礎は良いが、今週末はチャレンジが多すぎてそれを生かし切ることができなかった。タイヤについては明日のレースで有利な立場にあり、ロングランでのマシンの調子はまずまずだったので、どうなるかみてみよう」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「昨日の最初のプラクティスセッションから両マシンに技術的問題が発生し、ニコとマイケル(シューマッハ)のセットアップに支障を来した。マイケルはQ2中にKERSのトラブルがあり、これが彼のQ3進出を阻んだと考えられる。ニコは最後のフリー走行からQ3までよく改善したが、最速ラップに入った1コーナーで残念ながらフロントホイールをロックさせてしまった。限界までプッシュしていたので責めることはできない。バルセロナでの最終テストと比べて、メルボルンでのわれわれのパフォーマンスはここまで期待外れである。だがチーム全員が一丸となって明日は良いリザルトを残すために戦う」

【ルノー】

ニック・ハイドフェルド
土曜フリー走行:9番手
予選:18番手

「シーズンを最後方から始めなきゃいけないことにがっかりしている。楽なセッションではなくて、KERSに問題があったんだ。そのせいでセッティングを変えなければならず、1回のタイムアタックのチャンスが失われた。その後はトラフィックがひどくて、開いている場所を探そうとしたけれどうまくいかなかったよ。運が悪かったとはいえ、今はもう忘れなくちゃ。ヴィタリーを見るにマシンのペースはいいみたいだし、レースにはたくさんの可能性がある。前進して、ポイント争いができればいいね」

ヴィタリー・ペトロフ
土曜フリー走行:5番手
予選:6番手

「チーム全体がやり遂げた、すごくタフだった冬季のあらゆる仕事を考えれば、ここに来て予選で3列目につけることができたのは素晴らしいよ。Q3ではセッション終了間際に1回しか走行しなかったから、プレッシャーがすごかった。2度目のチャンスはなかったので、ラップをまとめることができてうれしいよ。クルマの感触はフリー走行が始まった瞬間から良かったし、セッションごとに堅実に改善してきた。僕らはレースに向けてすごくいい位置にいると思うし、明日はポイントを懸けて戦えると思う。タイヤについては、これまでのところ僕たちとしてはうまく機能していて、冬のテストのような劣化もなかったから、そんなに心配していないよ」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ
土曜フリー走行:16番手
予選:17番手

「今日は不運だった。ワイドにふくらんでスピン、自分のミスだ。自分たちのペースがどうかは成り行きを見てみないといけないけど、思っていたよりも速かった。もうひとつポジティブなのは明日に向けてタイヤを温存できたこと。きっと重要になってくるはず」

パストール・マルドナド
土曜フリー走行:21番手
予選:15番手

「Q1は問題なく突破できたし、すべて順調だった。Q2では1セット目のタイヤを履いた時に2回のイエローフラッグがあって、2セット目は大きなフラットスポットを作ってしまったから走行を中断しなきゃいけなくなったんだ。だけど予選セッションは興奮したよ! もう少し改善する必要はあるけど、マシンは全体的にいいと思うし、僕は楽観している。明日が楽しみだ。ポイント獲得は可能だと本気で思っている」

サム・マイケル(テクニカルディレクター)

「厄介な1日で、改善はしなければならないが今回の最終結果は自分たち本来のペースを反映しているわけではない。パストール(マルドナド)のスピンと、ルーベンス(バリチェロ)のギアボックスにオイル漏れがあったので、フリー走行ではマイレージが制限されてしまい、その影響でレース用のセットアップをコンサバに進めることになった。予選ではルーベンスがコースオフを喫してしまったが、パストールはしっかり取り組んでくれたので、堅実なレースができると期待している。明日の焦点は2台揃ってポイントを獲得すること。また、エキサイティングなオーバーテイクの増加を目的に導入された可変リアウイングの動きを見るのもおもしろいだろうね!」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル
土曜フリー走行:15番手
予選:16番手

「予選における僕たちの速さはOKだったし、予想よりもよかったんだ。Q2のフライングラップではフィニッシュラインまで数百メートルっていうところで縁石に乗り上げてしまい、リアのコントロールを失ってスピンしてしまった。1分26秒1は出せたはずで、12番手付近に達することができていたはずだから残念だよ。明日のレースはかなりいい感じさ。可変リアウイングとKERS(運動エネルギー回生システム)を使ってオーバーテイクするチャンスがあるから、どうなるかは見てみようじゃないか」

ポール・ディ・レスタ
土曜フリー走行:14番手
予選:14番手

「もし、初めてのレースを14番手からスタートできるって言われて予選に入っていたとすれば、すごく満足できていたと思う。だから、初めての予選セッションで得た今日の結果には満足だし、これが将来への基礎になるんだ。チーム全員の努力に対して感謝したいし、明日のレースが本当に楽しみだ」

オットマー・サフナウアー(COO/最高執行責任者)

「今日の結果はフリー走行に基づいたものであり、ピレリタイヤからさらなる情報を手にすることができた。オーストラリアは高い摩耗で知られたコースであり、KERS(運動エネルギー回生システム)と全体的な信頼性によっていい堅実性を保てると自信を持っている。今日はタイヤ戦略を注意深く見守っていたが、明日はグリッドにおけるタイヤ選択とマネジメントが大きな影響を与えると考えている。予選ではもう少し高い結果を得てグリッドを獲得したかったとはいえ、シーズンを開始することになる明日はポイントゲットを目標にしている」

【ザウバー】

小林可夢偉
土曜フリー走行:7番手
予選:9番手

「全体的なパフォーマンスの面では悪くありませんし、冬季に行った事柄が正しいものだったのかどうかはこれから(レースで)見ることになりますね。もちろん、改善できる部分はまだありますが、今回は初めてのグランプリなわけですし、予選Q3に進出できたのはいいことです。チームには感謝したいですね。Q3ではユーズドのソフトタイヤを履いたわけですが、新品のタイヤセットが残っていればよかったというのが唯一の願いでした。そうなっていれば、6番手も可能だったと思います。しかし、今日の結果はポジティブなニュースだと信じていますし、このニュースを日本に届けることができたことに大満足しているんです」

セルジオ・ペレス
土曜フリー走行:17番手
予選:13番手

「Q1を6番手で通過できたことで、僕の初めての予選は極めていい形でスタートした。3回目のフリー走行ではハイドロリック系のトラブルによって燃料搭載量を減らしてソフトタイヤを履いた走行ができなかったから、なおさらさ。Q2ではイエローフラッグが振られたことで時間的に厳しくなり、最後のフライングラップでは最終セクターでトラフィックを抱え、タイヤを最大限に使うことができなかったよ。今日はもっといい結果を残せたはずだから、残念だ。それでも、感触はすごく快適なものだし、明日はいいレースをしてポイントを稼ぎたいと願っている」

ペーター・ザウバー(チーム代表)

「ついに私たちの位置について誰もが理解することができるようになったが、現時点でのポジションには満足していると言うべきだろう。今日、われわれの2人のドライバーたちがポジティブな経験をしたというのが重要なのだ。われわれに何ができるかということを可夢偉の結果から理解できたし、ルーキーのセルジオはいいサプライズだった」

ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)

「冬季の間に培った成果が今日の予選で明らかになったことには、当然ながら満足している。しかし、長いシーズンが開幕したに過ぎない。可夢偉は素晴らしい仕事をして余裕をもってQ3に進出したが、残念ながらユーズドタイヤで(Q3を)戦わなければならなかった。そのため、最終結果においては素晴らしいパフォーマンスを刻めなかったのだ。セルジオについては、これが彼にとって初めてのF1予選ということや、3回目のフリー走行の大半をハイドロリックトラブルで失ったことを考えれば素晴らしい結果だった。Q2の計測ラップではトラフィックを抱えてしまったが、われわれは2人のドライバーの仕事に大いに満足している。結果が得られるのは明日のレースであり、まだ不透明なレース戦略がどうなるかということがとても興味深い」

【トロ・ロッソ】

セバスチャン・ブエミ
土曜フリー走行:11番手
予選:10番手

「久しぶりのQ3進出ですごくうれしいよ。2009年以来なんだ。最後はもう新品タイヤがなかったんだけど、仕事を頑張ってくれたチームには感謝しなければね。僕らは正しい道を進んでいる。明日のレースもこの調子でうまくいくことを願おう。フリー走行でのペースを見ると、可能なはずだ。トップ10グリッドの中に入れたんだから、これ以上のシーズンスタートはない。いいクイックラップだったし、あれ以上はできなかったと思う」

ハイメ・アルグエルスアリ
土曜フリー走行:13番手
予選:12番手

「僕は満足だけど、それよりもいい仕事をしたチームメイトにおめでとうと言わなきゃね。チームにとってはいい結果だし、明日に期待できる。僕のメインターゲットはポイントを取ることだ。チームは冬の間、速いクルマを作るためにすごく頑張ってくれた。これはその最初のリザルトだ。これからの数レースでも改善していきたい」

ジョルジオ・アスカネッリ(テクニカルディレクター)

「セッション前からこの結果は予想していた。今日はフォース・インディアに僅差で勝ったが、おそらく彼らとは1年を通して戦うことになる。だがエイドリアン・スーティルの不運に同情するつもりはない。結果を分析するなら、ウィリアムズにとっては厳しいセッションだったといえるし、ザウバーはわれわれの数歩前にいる。セブ(ブエミ)とチームはタイヤを管理し、正しいタイミングでコースインしてセッション全体をうまくまとめる良い働きをみせた。われわれのマシンを賞賛する声が上がっているが、これはデザイン面で大胆な選択をした結果である。しかしながら現在は8番目のチームだ。引き続き他者の前に立てるよう努力を続けなければいけない。ハイメは正当な仕事をこなしたが、昨日はなかったアンダーステアを一日中訴えていた。12番手でチームメイトとも近く、落胆はない。単純に今日は彼のマシンの力を引き出せなかっただけだ」

【ロータス】

ヤルノ・トゥルーリ
土曜フリー走行:19番手
予選:20番手

「フリー走行ではパワーステアリングにいくらか問題があったんだけど、予選に向けてチームがいい働きで解決してくれたから、マシンは午前や昨日よりも間違いなくいい感触になったんだ。タイヤをしっかりと温めることができればもっと速く走れるだろうから、明日はエキサイティングなレースになるだろう。もっと気温が高かったプレシーズンテストでは直近のライバルたちとのタイム差を縮めることができていたから、彼らをプッシュすることができると思っているよ」

ヘイキ・コバライネン
土曜フリー走行:18番手
予選:19番手

「残念ながら2回目のアタックでは可変リアウイングが高ダウンフォースを生み出す状態で固定されてしまい、マシンの真の速さを発揮できなかったんだ。今週末は常にタイヤの能力を引き出すことに苦労しているけど、明日は路面温度が上がるだろうからもっとマシンと合ってくれるだろうし、レースではもっとできるってところを見せるためにいい状態となれるだろう」

ティエリ・サルヴィ(ルノースポールF1サポートリーダー)

「まず言いたいのは、チーム内の雰囲気がすごくいいということだ。これによってわれわれはうまく作業を行うことができており、これは今年のマシンの能力を最大限に引き出すために重要なことだろう。エンジン面では、使い方はOKだしドライバーたちのフィードバックも素晴らしいものだ。マシンのパフォーマンスを最大限に発揮できれば全体的なパッケージがよりうまく機能するだろうし、例えばタイヤのような部分の作業を行うことでマシンのポテンシャルを示すことができると確信している」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「ヘイキにはリアウイングの問題が発生したことで2セット目のタイヤを履いた際に改善を果たせず、ヤルノも2セット目のタイヤで走行した際にグリップ不足を訴えたことでマシンの真のパフォーマンスを最大限に発揮できなかったとはいえ、両ドライバーは今日の予選でとてもいい仕事をした。われわれは予選において間違いなく前進したと思っている。今週末は常にタイヤへの熱入れに苦労しており、パワーステアリングにもいくつかの問題があるが、予選では確実な成果を残せたのだ。ポジティブな兆候としては、タイヤのウオームアップはレースになれば改善するだろうし、シーズン序盤を戦ううちに冬季テストで見せたようなパフォーマンスレベルに戻ることができると大いに自信を持っている」

トニー・フェルナンデス(チーム代表)

「予選には満足している。当然ながらテストでの走行が限られたことが高くついた結果となったわけだが、セッション前にはナーバスな気持ちだったものの、予選後には両ドライバーの今日の成果に満足することができたと認めなければならないだろう。われわれは常に学習を続けており、今回は完全なる新車を用いて主にタイヤマネジメントをはじめとするマシンのポテンシャルをフルに発揮すべく様々な部分において一生懸命に作業を行った。われわれはより暑いコンディションを望んでいるが、マシンにはマレーシアの血が流れているようだ! われわれは明日のレースを楽しみにしているし、ヨーロッパに戻る前に戦うマレーシアGPや中国GPにはさらなる開発も投入される。今日の結果には満足だ」

【HRT】

ナレイン・カーティケヤン
土曜フリー走行:23番手
予選:24番手

「予選前に行ったタイム計測ラップは2周だけだったから、この状況を考えれば大きな成功だろう。全員が素晴らしい仕事をしてハードワークを重ねてくれたけど、あと1日足りなかったのが残念だ。もし、あと24時間あったらより良いポジションを手にできていただろう。僕らに必要なのはもう少しの走行だから、マレーシアではより準備を行うことができると思う。現時点ではポジティブである必要があるね」

ビタントニオ・リウッツィ
土曜フリー走行:ノータイム
予選:23番手

「全員が最高の仕事をしてくれた。誰もがいい仕事をしてくれたから誇りを持たなきゃいけないし、将来に対してもポジティブさ。107%ルールの範囲には入れなかったのは残念だけど、マレーシアでは速さを発揮することを楽しみにしている。これまでの成果に満足する必要があるし、ラップタイムは予想以上だった。僕らのマシンは将来、もっと良くなるって信じているよ。最終的には予選を通過できなかったわけだからすべてが少しばかり重大なことだけど、チームが行った仕事には誇りを持つべきだ」

「ここに来るまでにたくさんの困難に直面したけど、チーム全体が今週に向けて行った作業は膨大なものだ。でも、ルールはルールだからね。僕らは次戦に集中しているよ。僕はポジティブだし、マレーシアではすべてがうまくいくって確信している」

コリン・コレス(チーム代表)

「最終的には(決勝進出を)達成できなかったが、チーム全体を大いに誇りに思っている。われわれのドライバーたちは、少なくともタイムの面で可能な限りの努力を払ってくれた。予選に2台を間に合わせることができたが、マシンは今日よりもかなり速く走るキャパがある。われわれの現状は望んでいたようなものではない。われわれは再び奇跡を生み出したが、十分ではなかった。マレーシアではこれよりも強力になれるだろう。マレーシアではマシンをテストする時間が増えるだろうし、F111が持つ速さを発揮できるだろう」

【ヴァージン】

ティモ・グロック
土曜フリー走行:20番手
予選:21番手

「新シーズンの最初の週末は僕たちにとって、難しいテストになってしまった。今日は僕たちの位置や、僕たちにどのぐらいの前進が必要かということを見る機会を得ることができた。僕はこの冬から新しいエンジニアとパフォーマンスエンジニアを迎えており、クルーたちと共に冬季テストや今週末において素晴らしい仕事をしてもらっている。今日は(Q1の)トップタイムから107%の範囲内に収まるために戦うこととなったが、このような戦いをするためにここに来たわけじゃない。今は僕たちの位置や必要な成果を理解することができた。僕たちは本当に力強いチームだし、これからマシンを望む位置まで押し上げることになる。明日はシーズンの開幕レースとなるけど、信頼性を発揮して2台を完走させることで、みんなのハードワークに報いるということに集中するよ」

ジェローム・ダンブロジオ
土曜フリー走行:22番手
予選:22番手

「今週末の成果には大満足だし、僕たちは明日のレースを楽しみにすることができる。個人的には初めての予選セッションということで、何が必要なのか、そしてどの部分を改善すべきなのかということが見て取れた。いいものであれ悪いものであれ、収集した情報をすべて用いて必要となる作業について理解したい。そうすれば改善し続けられるだろう。だけど今は今日の作業に満足しているし、明日は初めてのF1レースからポジティブな経験を得られると期待しているよ」

ジョン・ブース(チーム代表)

「率直に言って、午後の予選に臨むにあたってチーム内には不安を抱く空気がいくらかあった。結果はわれわれが望んでいたようなものではなく、107%ルールの範囲内にとどまるという目標はわれわれが掲げていたものではない。冬季テストからの流れやレギュレーション変更を考えると、昨年同様に今シーズンも開幕戦はタフな挑戦になると考えていた。われわれが考えていたことが立証されたのが予選だ。必要なポジションに達するにはたくさんの作業をマシンに注ぎ込まなければならない。それでも、ティモはマシンを駆ってできる限りの結果を手にしてくれたし、ジェロームもデビュー戦の週末として認められるような仕事をしてくれた。ドライバーたちやチームには開幕戦の作業について感謝しているし、12カ月前と比べれば大いなる前進を果たせている」

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