オーストラリアGP

/ News

  • オーストラリアGP

オーストラリアGP金曜日の記者会見パート1

Jim / Kay Tanaka
2011年3月25日 « 2011年開幕戦ドライバーコメント初日 | オーストラリアGP金曜日の記者会見パート2 »

オーストラリアGP初日セッションを終えて、ジェローム・ダンブロジオ(ヴァージン)、ニック・ハイドフェルド(ルノー)、セルジオ・ペレス(ザウバー)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が記者会見に臨んだ。

Q: セルジオ(ペレス)、今日はいかがでしたか? 第一印象は?

セルジオ・ペレス: いい1日だったと思う。セッションの終盤には満足できるようになった。明日はもう少し改善しないと。それ以外はいい初日だったと思うし、明日も同じようになればいいなと思っている。

Q: 今回が初めてのグランプリですが、GP2などに参戦していらっしゃいましたのでグランプリ自体は以前に経験されているはずです。第一印象はいかがでしたか?

ペレス: 本当にタフ。トラフィックやタイヤなど、これまではなかったいろんな動きがあるから、ベストの力を出すのが本当に難しい。GP2ではこんな風に動く必要がなかったから。1周だけに合わせてすべてを持っていくだけじゃなく、一貫性もしっかりしておくことがとても重要だから、かなり大きなステップだけど全体的には満足している。

Q: あなたにとってGP2と一番違う点はどこでしょう?

ペレス: やらなきゃいけない作業の量かな。マシンの中だけじゃなくて、マシンを降りても周りにはたくさんの人がいる。きちんとやるにはしっかり集中して、ミスを犯しやすい状態だけどミスをしないようにしないといけない。これまではなかったステアリングホイールの動きも本当に多いから、かなり大変。タイヤのことも心配しないといけないしね。本当に大きなパッケージだ。ひとつのことだけじゃない。もっと大きなものだと思う。

Q: 今日はいいタイムを記録されましたね。

ペレス: うん、今日は自分にとっていい1日だった。

Q: ポール(ディ・レスタ)、あなたもチームメイトより速いタイムを残されていますが、今日の感触はいかがですか?

ディ・レスタ: 僕もそう、初めてのグランプリに挑むのは本当に大変なんだ。それに僕はFP1(フリー走行1回目)に参加せず、ニコ(ヒュルケンベルグ)がマシンに乗ったし、2回目のセッションは天候がかなりトリッキーだった。トラフィックもあったけど、明日に向けてクリアなラップを走るにはどうすればいいのか、それを考えることに努めた。かなりポジティブだったと思っている。やらなきゃいけなかったプログラムは完了できたから、この後はじっくり分析して自分の改善できる部分に取り組んでいきたい。

Q: 先ほどおっしゃったように今朝のセッションは不参加でしたので、それによってかなり難しくなったかと思いますが、その一方で1年前は(テストドライバーとして)午前のセッションに参加されていましたよね。

ディ・レスタ: そうだね、午前のセッションはちょっと違う。もう少し時間があるんだ。全員が一気にコースに出ると、皆がスピードに乗ってちょっと速くなるけど、自分は自分のペースでやらないといけない。でも、今回は僕の初グランプリだから上を目指して一番下から作業しないと。メルボルンはすべてのラップが重要なんだ。ミスを犯しやすいからね。明日までにやらなきゃいけないプログラムに取り組んだ。

Q: 昨年に比べて今年のF1はどれくらい違うと思いますか?

ディ・レスタ: かなり違うよ。幸運なことに、昨年はすべてのグランプリに出席できたし、何度かFP1で走ることもあったから真新しいことじゃない。でもそれと同時に余分なプレッシャーもあるし、レースドライバーとして自分に対する要求も増える。だけど、この仕事をしていれば分かる。しっかり集中力を維持したいし、努力してF1やチームと長く一緒にやっていきたい。

Q: あなたはこれまでツーリングカードライバーで今はシングルシーターのドライバーです。もしかすると話を大きくし過ぎかもしれませんが、マシンはどのように違うのでしょう?

ディ・レスタ: まったく違う。それは否定しないよ。でもF1はずっと僕の夢だった。ずっとドライブしたかったマシンなんだ。実際、比べることはできない。どちらも異なるレベルのマシンだからね。僕がメルセデス・ベンツと共にDTMのレースを楽しんだという点は同じだけど。4年間、最高の時間を過ごした。そのおかげでしっかり準備できたと思うけど、今回のステップはとても大きなものだし、この転向がどうだったかは時間が経てば分かるさ。だけど、今のところはとても自信があるし、とても落ち着いている。努力して少しずつやっていかないとね。

Q: ジェローム(ダンブロジオ)、今日はいかがでしたか? とてもシンプルなように見えましたが、必ずしも今は速いわけではありませんよね?

ジェローム・ダンブロジオ: うーん、僕たちにとってはいい1日だったんだけどな。確かに必死にがんばる必要はある。簡単じゃないけど、1日を通して進歩できたし、この状況で自分たちに一番大切なのはコースに出る度に良くなっていくこと。今日の2回のセッションはそんな感じだった。明日も同じ感じだと思うから、今はこれがメインかな。

Q: 今年がF1フル参戦のシーズンですが、F1マシンはかなりドライブされてきましたよね?

ダンブロジオ: 昨年は約4回(金曜)午前のセッションで走って、あとはアブダビのルーキーテスト。それが僕の経験だね。冬季テストで物事を把握できたのは良かった。昨年はボタンのこともステアリングホイールのことも知らなかったから。F1はかなり複雑なんだ。でもレース週末は別物。ある意味、新鮮な感じがする。テストのときに速く走るのとは違うから。ティモ(グロック)から学ぶことはかなりたくさんあるし、今年彼と一緒にやれる僕はラッキーだと思う。たくさんのことを学べるからね。

Q: ルノーでもデモンストレーション走行をされたことがありますよね?

ダンブロジオ: うん。

Q: 楽しかったですか?

ダンブロジオ: おもしろかったよ。ドーナツ(ターン)とかやったしね。今はF1マシンのドーナツのやり方を知っているけど、グランプリ週末でそれを使うことがないよう願うよ。

Q: 今日のタイムに適用すると弾かれてしまいますが、107%ルールについては心配ですか?

ダンブロジオ: 僕が心配するようなことは特にないよ。心配したって何にもならないからね。僕には、そしてチームとしても、今あるものの中で最大の力を出せるように集中することしかできない。僕たちは進歩して向上したいけど、今は、今週末は、このパッケージの力を精いっぱい引き出すことに集中するしかないし、107%以内に入る結果を出すにはそうするほかないと思っている。

Q: 今シーズンの目標は?

ダンブロジオ: リザルトとかポイントとか、そういう意味でかなりはっきりした目標を決めるのは難しい。データはあまりないしね。僕としてはティモから多くのことを学ぶ必要があるから、シーズンを通してできるだけ彼に近づけるようにすること。徐々に近づいていく。それが中心だと思う。

Q: セバスチャン(ベッテル)、もちろんあなたはワールドチャンピオンです。12カ月前と変わりましたか?

セバスチャン・ベッテル: 開幕戦へのアプローチという点では何も変わっていないよ。金曜日の午後、とても忙しい1日なのに今はガレージにいられなくて、ここにいなきゃいけないから、マシンのレシオ(比率)をどうするのかとか、そういう質問に答えてもらえない限り、今僕に答えさせようなんて週末の中でも最悪のタイミングだね。でも、さっきも言ったように、どうしてここにいるのか、何がやりたいのか、そういう取り組み方については何も変わっていない。振り返ることはとてもうれしい気持ちになるし、とても誇らしい。チームの皆も同じだと思うよ。今の自分たちのポジションを楽しんでいる。でも、今は皆と同じようにゼロポイントだっていうことも分かっている。

Q: F1はさまざまな変更がありましたが、まずはタイヤについてうかがいます。今日のセッションを終えて、2種類のタイヤの違いを教えてください。

ベッテル: そうだね、違うよ。僕は最終的にこのコースでシーズンをスタートできてよかったと思っている。冬季テストはほとんどがバルセロナで、そのことは十分に分かっているし、タイヤがどういうものかも正確に分かっている。今日は、別に驚いたとまでは言わないけど、タイヤの挙動が違っていたから、ある意味で驚いたと言えるかもしれない。昨年と比べれば当然タイヤは違う。比較はできない。かなり違っているんだ。でも、タイヤの寿命とか、そういういろんなことに関して僕たちは最悪の状態を予想していた。今朝も午後も、わりと有益だったと思うし、日曜日のレースですべきことを理解するのに役立ったと思う。今のところ、ポジティブなんじゃないかな。ただそれでも1ストップだけじゃレースはできないけどね。数回は(ピットに)戻ってこないといけないだろう。でも、結局はテストでもそうだったように路面が改善されるかどうかもあるから、日曜日になれば分かること。4日間走ってもラバーが乗らなかったりするから、ここでどうなるかは状況を見ていかないとね。ここはアスファルトもコースも違うし、レイアウトも違ってコンディションも異なるけど、これまでのところはいい意味で驚いている。

Q: ドラッグ・リダクション・システム(DRS/可変リアウイング)はどうですか? 今日の走行中、1周のうちにDRSを使う回数を見るのはかなりおもしろかったです。

ベッテル: まあ、それは僕だけじゃなくて他の皆もそうでしょ。

Q: そうでしょうか。あなたは他の誰よりも多く使っていたと思いますよ。

ベッテル: そうかな、他の皆は目を覚ます必要がなかったんじゃない。僕たちはよく、Fダクトと似たような機能だと言ってきたし、もちろん、操作があるから忙しい。メルボルンはバンプが多くコーナーの多いラフなコースだから、速さをかなり感じるコーナーもある。コーナー間にあまり間隔がないしね。すべてが次々にやってくるから、ずっと忙しい。Fダクトと同じような感じだよ。最大の利点を得るためにはできる限り素早く操作しないといけない。これについてはプレシーズン中も話してきたと思うけど、たぶんまだ僕たち全員が理解しているとは思わない。初めての人も多いだろうしね。予選とフリー走行はレースとまったく違うし、レースはラップあたり一度あるいは2回使うのが理想的だけど、使える場所も条件もあるから、フリー走行のコンディションとはかなり違う。

Q: KERSも使うわけですが、どのようにバランスを取っているのですか?

ベッテル: そうだね、うまくやらなきゃいけないから実際のところバランスはない。どっちもやらないといけないし・・・。

Q: いい形を築けていますか?

ベッテル: 僕たち次第だね。チームとドライバーが自分たちに合うレイアウトを見つけるんだから。親指だろうと他の指だろうと、どこを使うにしてもね。肘はまだ機能したことがないけど。でも、自分の好みによって方法を見いださないといけない。ドライバーによると思う。とにかく練習して慣れなきゃ。だけど、僕たち皆、その両方とドライビングでかなり大変だと思う。想像してみてよ、電話が鳴って、壁が目の前にある感じ。

Q: ニック(ハイドフェルド)、あなたに会えてうれしいですが、境遇は残念なものです。ヘルメットに何かロバート(クビサ)に関するものを刻んでいますよね?

ニック・ハイドフェルド: ああ、彼のイニシャルである"RK"をヘルメットの前部に描いているんだ。

Q: あなたが彼のシートを手にするという(ラインアップの)変更は遅いものでした。以前はテストドライバーとしてピレリと働いていましたが、そのことのアドバンテージはどのぐらいありますか?

ハイドフェルド: 僕にとってのアドバンテージというのは、僕がタイヤのコンストラクション開発の序盤部分で助けになっていたということだろう。だから、少なくとも僕はうまく適応できたはずさ。コンパウンドを開発するテスト段階には僕は携わっていなかったから、マシンセットアップに関しては何のアドバンテージも持っていないよ。タイヤを開発するときはセットアップの調整を考えるわけじゃない。ニュータイヤを履いた後にまたニュータイヤ、またニュータイヤというように作業していくから、実際にセットアップをいじるわけじゃないんだ。

Q: では、今日はいかがでしたか?

ハイドフェルド: OKだったよ。もっと良くなったかもしれないし、悪くなったかもしれない。マシンには小さな問題がいくつかあったから望んでいたほどの走行距離を稼げなかったけど、いくらか学習できたことが最も重要なんだ。タイヤについてはさっきもセバスチャンに聞いていたよね。僕もかなり興味深いと思ったよ。冬季テストではソフトタイヤで1周しか走行できないと思っていたんだ。でも今日、僕は2周目に最速ラップを刻んだし、3周目もあまり悪くなかったから予選で問題が起きる可能性は減ると期待している。たくさんのピットストップを見ることになりそうだし。それに加えてハードとソフトのタイヤの差が極めて大きいと考えている・・・、少なくとも昨年と比べるとね。つまり、レッドブルのようにすごく速いマシンがソフトタイヤを温存するためにハードタイヤを履いた場合、その他のマシンが予選Q1でソフトタイヤを履く必要があるかもしれない。そうなった場合、レースで使えるソフトタイヤは2セットのみになってしまうから、状況はすごく変化するだろう。極めて興味深く、そして複雑なものになるんだ。

Q: それに、もしQ3に進出した場合はソフトタイヤを履くでしょうから、レースも同じソフトタイヤでスタートすることになりますね?

ハイドフェルド: ああ、そのとおり。それは昨年と一緒さ。もちろん、耐久性は少し長めになるけど、それは大きな問題だとは思わない。大きな疑問は、その後の展開で何回ピットストップを行うかということだ。バルセロナでの冬季テストで行ったレースシミュレーションではほとんどのマシンが3回のピットストップを行っていたけど、彼らのラップタイムは各スティントの終盤になるとかなり遅くなっていた。限界点がどこかを見極めるってことだね。実際のレースとなれば、4回のピットストップもあり得るということだろう。そうなれば、興味深く見ることができるさ。今日のデグラデーションは大きく改善されていたけど、レースをかき回す要因になり得る。レース中のオーバーテイクがどのぐらい難しいのかというのも、おもしろいことになりそうだ。誰にとっても新しい状況になるだろうね。

Q: 土曜日には気温が上昇して天候が改善する可能性がありそうです。これによってどのぐらいの違いが生じるでしょうか?

ハイドフェルド: 誰にも分からないよ。冬季テストでは暑くなかったしね。数人は高い気温になるって信じていたようだし、コースの改善と路面にラバーが乗るのを見てみようよ。オフライン上にはマーブル(タイヤかす)があるから、オーバーテイクはもっと難しくなるだろう。でもセバスチャンが言ったように、冬季テストでは初日から最後まで路面はほとんど変わらなかったんだ。

© ESPN Sports Media Ltd.