オーストラリアGP

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  • オーストラリアGP - 金曜フリー走行1回目

今季最初のセッションはレッドブルの1-2!

M.S.
2011年3月25日
母国での開幕戦に挑むウェバー © Getty Images
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2011年FIA F1世界選手権がオーストラリア・メルボルンで幕を開けた。当初の予定では2週間前に開幕しているはずだったが、反政府運動による情勢不安からバーレーンGPがキャンセルされ、シーズン第1戦の舞台はオーストラリアに場所を移している。

秋が近づくメルボルンのアルバート・パーク・サーキットにて、25日(金)日本時間10時30分からオーストラリアGP金曜フリー走行1回目が実施された。

今季も昨年と同じく12チーム、24台のマシンがグリッドに並ぶ。トップチームの顔ぶれにはあまり変化がないものの、ルノーのロバート・クビサがプレシーズンに参戦したラリーで大ケガを負ったため、同チームは代役にニック・ハイドフェルドを指名している。

2011年のルーキーはパストール・マルドナド(ウィリアムズ)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、セルジオ・ペレス(ザウバー)、ジェローム・ダンブロジオ(ヴァージン)の4名で、HRTのナレイン・カーティケヤンは2005年以来のグランプリ復帰を果たす。

ブリヂストンに代わって新たなタイヤサプライヤーとなったイタリアのピレリはハードコンパウンドとソフトコンパウンドの2種類のドライタイヤを緒戦に持ち込んだ。識別のため、タイヤ側面のロゴがハードコンパウンドは銀色、ソフトコンパウンドは黄色で描かれている。

去る3月11日(金)に日本を襲った震災とそれに続く深刻な状況にはF1界の面々も強い関心を寄せており、複数のチームが被災した日本に向けてマシンにメッセージや日の丸を掲げている。また、25日に開かれるドライバーズミーティングでは日本を支援する取り組みも議題のひとつになるとのこと。ドライバーのヘルメットやマシンの各所には日の丸や日本へのメッセージが描かれている。

また、一部のチームではレースドライバーに代わってテストドライバーに作業を任せており、フォース・インディアはディ・レスタのマシンをニコ・ヒュルケンベルグが駆り、トロ・ロッソではハイメ・アルグエルスアリの代わりにダニエル・リチャード、そしてロータスはヤルノ・トゥルーリではなくカルン・チャンドックがステアリングを握った。

曇り空の下、気温17度、路面温度21度のコンディションで90分のセッションがスタートすると、数台がコースへと飛び出していったものの、先頭のチャンドックがグリップの低い路面に足を取られてスピン。ウオールに接触したチャンドックのマシンからデブリが散ったため、開始早々にして今季最初のイエローフラッグが振られた。

その後、開始から20分までに各マシンがインストレーションラップを行うも、HRTのナレイン・カーティケヤンとビタントニオ・リウッツィ、ヴァージンのティモ・グロックはガレージにとどまったまま。HRTの新車F111は冬季テストで一度も走れておらず、実走のない状態で開幕戦にやってきた。

タイムが出始めたのはセッションが折り返し地点を迎える頃。最初にフェラーリのフェリペ・マッサが1分31秒台のトップタイムを刻み、レッドブルのマーク・ウェバー、マクラーレンのルイス・ハミルトンが暫定2番手と3番手につける。同じタイミングでグロックも走行を開始している。

ペースは次第に上がり、ウェバーが1分28秒台に乗せると、ハミルトンとバトンのマクラーレン勢もそれに続く。さらに、ウェバーのチームメイトで2010年に最年少王者となったセバスチャン・ベッテルが1分27秒台をたたき出した。セッション残り時間30分の時点で14名がタイムを残し、タイムシート上位にはベッテル、ウェバー、バトン、ハミルトン、ウィリアムズのルーベンス・バリチェロが並ぶ。

2年目のシーズンを迎えたザウバーの小林可夢偉はマシンの数が少なくなったコース上で順調に周回を重ね、10番手にポジションを上げてガレージへと戻った。強豪チームではフェラーリのフェルナンド・アロンソが最後に動き、数ラップのうちにベッテルと0.1秒差の2番手へと飛び込んでいる。

残り15分までに序盤でストップしたチャンドックとプログラムを開始できずにいるHRT勢以外のタイムが出揃う。その後、終了時間が近づくにつれて再びピットを後にするマシンが増え、各車が積極的にタイムを更新。頭一つ抜けた感のあるのが昨年のチャンピオンチームであるレッドブルで、ベッテルとウェバーが最後まで最速タイムを競い合ったが、最終的には母国での開幕戦に挑むウェバーに軍配が上がった。

ウェバーはこのセッション唯一となる1分26秒台を記録してトップに立った。タイムは1分26秒831を刻んでいる。ベッテルが0.3秒差の2番手につけ、アロンソ、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、バリチェロ、バトン、ハミルトン、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)と続き、可夢偉は9番手でセッションを終えた。可夢偉に次いでヴィタリー・ペトロフ(ルノー)がトップ10に入っている。

チャンドック、カーティケヤン、リウッツィは結局タイムを残せなかった。

オーストラリアGP金曜フリー走行2回目はこのあと日本時間14時30分からスタート予定。お楽しみに!

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