オーストラリアGP

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  • 注目のシーズン開幕戦

2011年第1戦オーストラリアGPの見どころ

Kay Tanaka / Jim
2011年3月24日
【英語音声/和訳字幕なし。ご了承ください】

本来はバーレーンGPが開幕戦に指定されていた2011年シーズンだが、同国内で発生した政治的混乱によりグランプリ開催は不可能と判断され、延期が決まった。まだ2011年のカレンダーに再編されるかどうかは分かっておらず、今のところ今季のレース数は当初の20戦よりひとつ減って全19戦が予定されている。

最終的に2011年F1世界選手権は2週間遅れて開幕することになり、今週末のオーストラリアGPで熱戦の火ぶたが切られる。過去、何度も開幕戦の大役を務めてきたアルバート・パーク・サーキットで繰り広げられるレースの見どころを確認しておこう。

【その1 - どんなコース?】

ビクトリア州メルボルンに位置するアルバート・パーク・サーキットは、公園の外周路を用いた非常設コースで全長は5.303km。レース用サーキットとして常時使用されているわけではないため、常設コースと比べると路面のグリップ力が低い。またランオフエリアが少なく、わずかなコースオフが大きなロスを招くこともあれば、場合によってはリタイアにつながる確率が高い。天候が変化することも特徴で、2010年のレースはウエットコンディション下でスタートし、1周目からセーフティカーが導入された。16あるコーナーを短い直線でつなげたストップ&ゴーのサーキットであり、コース上での追い抜きはかなり難しい。公園に位置し、緑が映えるサーキットでのレースは日本との時差がほとんどないことから、日本人ファンにとって観戦しやすいグランプリのひとつだ。

タイヤ側面の文字に施される配色 © Pirelli
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【その2 - 戦略は?】

今シーズンからタイヤサプライヤーに就任したピレリは、オーストラリアGPにハードコンパウンド(プライム)とソフトコンパウンド(オプション)を投入する。この2種類を識別するために、タイヤ側面に記される文字の色がハードは銀色、ソフトは黄色で描かれる。冬季テストの状況を見る限り、ピットストップ回数はブリヂストン時代よりも増えると考えられている。ピレリとしては2回から4回のピットインが必要になると試算しているが、路面状況によっては実に忙しいレース展開になるかもしれない。ウエットコンディションになれば、例年通り荒れたレースになるだろう。タイヤ側面の文字色はウエットがオレンジ色、インターミディエイトタイヤは水色だ。

【その3 - 注目の場所は?】

可変リアウイングとKERS(運動エネルギー回生システム)があるとはいえ、アルバート・パークはコース上でオーバーテイクを決めるのがかなり難しいサーキットだ。最も可能性があるのはターン1への飛び込みでかわすパターンだが、その場合は最終コーナーの立ち上がりからKERSを用いて前車に接近し、ストレートエンドで可変リアウイングを駆使してかわしていく方法になるだろう。時速100kmまで速度を落とすターン3でもオーバーテイクを仕掛けることは可能。しかし、ターン1でのバトルを経てマシン間の距離が接近した場合か、スタート直後でなければ容易に前には出られない。順位変動には各チームのピットクルーの働きやピットインタイミングが大きく影響を与えると思われる。

【その4 - 優勝争いは?】

すべてのチームが同じコンディションで予選と決勝を戦うのは今シーズン初めてということで、予想するのが最も難しいレースになる。とはいえ、冬季テストではレッドブルとフェラーリが安定した速さを見せており、昨年のように先頭争いを繰り広げるだろうともっぱらだ。一方で昨年のチームランキング2位のマクラーレンは信頼性が不足しており、ペース的にも優勝を争えるレベルにはないともうわさされている。メルセデスGPやルノーも競争力を増してきており、荒れたレース展開になりやすいコース特性を考えると興味深いバトルが見られるだろう。

【その5 - ポイント争いは?】

昨年の中団グループに属したウィリアムズ、フォース・インディア、ザウバーに加え、冬季テストでかなり高い安定感を誇っていたトロ・ロッソがポジションを上げるのではないかと推測されている。2010年の新規参入チームの中ではロータスが最も改善を果たしているものの、シーズン序盤からポイント獲得を果たせるかというと微妙なところ。まずは予選Q2に2台そろって進出することが目標となるだろう。

【その6 - 注目のドライバーたち】

昨シーズンに4勝を挙げたオーストラリア出身のマーク・ウェバー(レッドブル)は、母国レースで表彰台に上った経験がない。今年35歳になるということもあり、コンペティティブなレッドブルマシンを駆る今回のレースで母国グランプリ初優勝を狙いたいところだ。2年連続でオーストラリアGPを制しているジェンソン・バトン(マクラーレン)にも注目だが、チームの能力的に考えると厳しい戦いを強いられるのではないだろうか。もちろん、日本人で唯一F1に挑む小林可夢偉(ザウバー)や2010年ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、復帰から2シーズン目となるミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)の緒戦の戦いぶりからも目が離せない。

★2010年オーストラリアGPの展開

ベッテル、ウェバー、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が予選トップ3につけた2010年オーストラリアGPは、路面がチョイ濡れの状態でレーススタート。どのドライバーもインターミディエイトタイヤを装着してレースを開始したが、スタート直後にフロントウイングを痛めていた可夢偉が大クラッシュを喫したこともあって1周目からセーフティカーが導入される波乱の展開に。そんな中、まだ路面が濡れている6周目にいち早くピットインしてドライタイヤに交換したバトンが2年連続でメルボルンを制覇。バトンが誇る繊細なマシンコントロールが結果につながった。ロバート・クビサ(ルノー)が2位、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が3位でチェッカーを受ける一方、ベッテルは首位走行中にスピンアウト。左フロントホイールの取り付け不備が原因だった。

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