オーストラリアGP

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2020年シーズン開幕戦を務めるオーストラリアGPのオーガナイザーは新型コロナウイルスの感染拡大の懸念がありながらも、予定通り3月15日(日)にグランプリを開催すると主張している。

ここ最近、多くの国際的なスポーツイベントが中止もしくは延期の決定を下しており、カタールで行われる予定だったMotoGPの開幕戦をはじめ、F1ではすでに4月19日に開催が予定されていた中国GPの延期が決まっている。

ただし、現時点では中国GP以外のF1レースは予定通りに開催されることになっている。

2日(月)、オーストラリア・グランプリ・コーポレーションのCEOを務めるアンドリュー・ウェスタコットは声明を発行し、この状況を深刻に受け止めているものの、メルボルンのレースを中止にする理由はないと表明。

「われわれはすべて準備万端であり、メルボルンで行う来週の第25回F1レースに備えている。最終的な仕上げはサーキットの現場にあり、F1の機材や関係者がこの数日中にも到着する予定だ。3月12日(木)に一般の観戦者を受け入れることを楽しみにしている」

「2020年F1ロレックス・オーストラリアGPに関わる全員の健康と安全が最重要だと考えている。オーストラリア・グランプリ・コーポレーションは各イベントにおける健康、安全、危機管理の準備に妥協しておらず、本件に対応すべく、健康機関、政府、救急サービス団体と協力して取り組んでいる」

「F1は昨夜、オーストラリアGPが予定通りに行われると認めており、メルボルンに皆さまとチームの方々をお迎えすることを楽しみにしている」

オーストラリア政府は過去14日間に中国あるいはイランを訪れた旅行者の入国を禁じているほか、感染者数の増加を受けてカタールとイタリアもリストに加わった。

中国あるいはイランを訪れたことのある旅行者はオーストラリアに入国するまでに14日以上の間隔をあける必要がある。イタリアからの旅行者にも同様の制限が設けられると、イタリアを拠点とするフェラーリおよびアルファ・タウリの関係者に影響が出る可能性があるが、ウェスタコットは政府機関からの助言により、さらなる渡航制限がかかる兆候はないという。

「グランプリ開催までの間、状況をしっかりと監視し続け、ビクトリアおよび国家の健康管理責任者、オーストラリア健康保護専門委員会を含む、専門家の助言を受けていく。現時点ではさらなる渡航制限の兆候はなく、F1やチームらがいつも通りに到着できない可能性を示すものは一切ない」

F1世界選手権第2戦は開幕戦の1週間後、3月22日(日)にバーレーンで開催される。バーレーンは目下、F1と同じバーレーン・インターナショナル・サーキットでF2およびF3のテストを主催しており、F1レースが延期あるいは中止される気配はない。しかしながら、ドゥバイからバーレーンに向かう航空便は現在すべてキャンセルされており、F1パドックの一部にはオーストラリアからの移動に支障が出るかもしれない。

また、先週にはシーズン第3戦ベトナムGPも予定通りにレースを開催することが明かされたが、2日、ベトナム政府はイタリアからビザなしで訪れる旅行者の入国を一時的に禁止すると発表した。

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