オーストラリアGP

/ Features

  • レディオ・ガガ - オーストラリアGP

「どうやってやれっていうわけ・・・」

M.S.
2017年3月28日
© Mark Sutton/Sutton Images
拡大

2017年の戦いが幕を開けたアルバート・パークから『ESPN』が興味深い無線メッセージを厳選してご紹介しよう。

「で、入るのはこのラップなの? (間)ああもう・・・入っちゃうからね」

新シーズンのレディオ・ガガを始めるにあたり、ガガ定番中の定番、キミ・ライコネン(フェラーリ)のコメント以上にふさわしいものがあるだろうか? フリー走行でフェラーリのピットウオールからの返答を待ちかねたライコネンは、自分でさっさと対処してしまった。

「フェルナンド、Q2進出だ」
「あとは雨さえ降れば・・・」

楽観的な魂を内に秘めるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、Q1を突破した後に暗い空を見上げてあるインスピレーションを得た。雨は実現することがなかったものの、アロンソは競争力に欠けるマシンで見事予選13番手につけている。

「もうダニエルの後ろで出すのはやめてよね。遅すぎる!」

予選のフライングラップで十分にタイヤを温められなかったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、チームメイトであるダニエル・リカルドのすぐ後に自分を送り出したチームの予選戦略に不満の様子だ。

「カスだったね・・・」

ポールシッターのルイス・ハミルトン(メルセデス)に1秒近い差をつけられた自身の予選ラップにライコネンが一言。それでも4番手につけるには十分だったのだが。

「レースを左右するぞ。フェルスタッペンを抜かなければ」
「どうやってやれっていうわけ・・・」

レースがまだ中盤にも入っていない時点で、ハミルトンは今季の新車でオーバーテイクするのがいかに難しいかに気づき始めていた。フェルスタッペンのマシンに足止めされていたのだ。

© Kalisz/Sutton
拡大

「もうたくさんだ・・・」

予選でクラッシュし、グリッドへ向かう途中でマシントラブルに見舞われるという最悪の週末がリタイアという形で終わったリカルドは、地元ファンからの声援をゆっくりと味わうような気分ではなかった様子だ。

「くそっ、ダーティーエアがめちゃくちゃひどい」

オーバーテイクに苦戦したのはハミルトンでないことを証明したのは、前のマシンの後ろについていくのがどんなに難しいか悪態をついたルノーのニコ・ヒュルケンベルグだ。

「差はどれくらい?」
「0.1秒。ダニー、チェカーフラッグまで持っていくんだ。ポイントに手が届いている。とにかくフラッグまで行け」

ファステストラップ獲りに心奪われるダニール・クビアトに、一番大事なのはポイントだと思い出させるトロ・ロッソ。

「ファステストラップってどれくらいなの?」
「速すぎるよ・・・」

クビアトと同じことを考えたフェルスタッペンは、レッドブルからそれが不可能であるとそれとなく諭されている。

「素晴らしい、セバスチャン。最高だ」
「フー! フォルツア・フェラーリ(頑張れ、フェラーリ)!」

メルボルンで優勝したフェラーリとセバスチャン・ベッテルは、2015年シンガポールGP以来の勝利をつかんだ喜びを分かち合った。

© ESPN Sports Media Ltd.