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ハミルトンが勝利! ベッテルはリタイア

Kay Tanaka
2011年11月13日 « エクレストンの悲観論にオースティンが反撃 | 2011年第18戦ドライバーコメント決勝 »
1周目のターン2でコースオフしたベッテル © Sutton Images
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13日(日)日本時間22時から2011年F1世界選手権第18戦アブダビGPの決勝レースが、ヤス・マリーナ・サーキット(全長5.554km)で行われた。決勝の周回数は55周、レース距離は305.355km。

前日に行われた公式予選ではセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が今シーズン14回目のポールポジションを獲得し、1992年のナイジェル・マンセルが樹立したシーズン最多ポールポジション記録に並んだ。2番手にはルイス・ハミルトン、3番手にはジェンソン・バトンとマクラーレン勢が続き、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサ(共にフェラーリ)とレッドブル、マクラーレン、フェラーリの6台が順当にトップ6に入った。小林可夢偉(ザウバー)はQ2に進んだものの、16番手。

"トワイライトレース"として現地時間17時にスタートとなるレース直前のヤス・マリーナ・サーキットは気温が26℃、路面温度は31℃というドライコンディション。タイヤサプライヤーを務めるピレリは、側面に黄色いラインが引かれているソフトコンパウンド(オプション)と白色のラインが引かれているミディアムコンパウンド(プライム)の2種類を持ち込んだ。

パストール・マルドナド(ウィリアムズ)は予選17番手だったが、今週末はシーズン9基目のエンジンを投入したためにエンジン交換による10グリッド降格処分を受けた。チームメイトのルーベンス・バリチェロは予選でタイムを残せなかったが、レーススチュワードの判断により決勝出走を認められている。

今回はDRS(ドラッグ・リダクション・システム/可変リアウイング)使用が可能なゾーンが2カ所設定された。ターン7手前の計測ポイントで前車とのタイム差が1秒以内となった場合にターン7からターン8までの直線区間後半部分で、ターン9直後の計測ポイントで前車とのタイム差が1秒以内だった場合にターン10からターン11までの直線区間で使用できる。

24台のマシンがダミーグリッドから発進し、フォーメーションラップを開始。オプションスタートのマシンが多いが、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、ブルーノ・セナ(ルノー)、可夢偉、ウィリアムズ勢らはプライムスタートを選択。

各車スターティンググリッドにつき、レーススタート! どのマシンも比較的クリーンにスタートしたが、ターン2への進入でベッテルの右リアタイヤがパンクしてコースオフ! これでハミルトンが首位となり、アロンソがバトンを攻略して2番手に浮上。可夢偉は12番手までポジションを上げることに成功した。ベッテルは3輪状態でピットに戻ることを余儀なくされたが、右リアホイールのドラムとフロアにもダメージがあったため、ピットボックスでリタイアを決断した。他車とは接触していないため、縁石でタイヤをカットしてしまったのかもしれない。また、セルジオ・ペレス(ザウバー)はフロントウイングを交換するために緊急ピットインした。

11番手を走行しながらもなかなかタイムが上がらなかった可夢偉は、5周目の終わりにピットインしてオプションに変更。最後尾でコースに戻った。2番手のアロンソはファステストラップを刻んで首位ハミルトンにプレッシャーを与えるが、ハミルトンもペースを上げて反応した。

13周目の時点では首位ハミルトンから2.6秒遅れで2番手アロンソ、ここから6秒遅れて3番手バトンというオーダー。ウェバー、マッサ、ニコ・ロズベルグ、ミハエル・シューマッハ(共にメルセデスGP)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ディ・レスタ、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)がトップ10だ。

12周目にアロンソが1分45秒944というファステストラップを刻んだが、対照的に3番手バトンは何らかのトラブルを抱えたようで、1分47秒台にペースを落とした。後方では可夢偉がペレスをオーバーテイクし、19番手にポジションを上げた。

16周目の終わりにハミルトンとアロンソが同時ピットイン! 10秒ほど遅れてバトンもタイヤを交換し、スーティルとシューマッハも続いた。首位に躍り出たウェバーは17周目の終わりにタイヤ交換を行ったが、静止時間が9秒もかかってしまい、タイムロスを喫した。

19周目になると7番手を走っていたブエミがスローダウン。ガレージに戻り、2戦連続でのリタイアを決断した。一方で可夢偉はコース上でマルドナドをオーバーテイクし、10番手に浮上した。

28周目の時点で首位ハミルトンと2番手アロンソの差は3.3秒。この2台がマッチレースを繰り広げる展開で、アロンソから3番手バトンまでは15.5秒差がある。バトンにはKERS(運動エネルギー回生システム)のトラブルが発生しているようで、マッサとウェバーが僅差で迫っている状況だ。また10番手の可夢偉はディ・レスタとのギャップを7秒に縮めたが、ディ・レスタは28周目の終わりに1回目のピットストップを実施し、可夢偉は9番手に上がった。一方、1ストップ作戦を展開していたマルドナドが青旗を無視してしまい、ドライブスルーペナルティを科されて後退した。

34周目の終わりに可夢偉が2回目のピットストップを実施。その後ウェバーもピットに入ったが、第1、2スティントと同じオプションを装着したため、3ストップ作戦のようだ。また青旗を無視したブルーノに対してドライブスルーペナルティが科されている。

首位のハミルトンは40周目の終わりにピットに入り、プライムに交換。これで先頭に躍り出たアロンソは自己ベストタイムをマーク。43周目の終わりにタイヤ交換を行ったが静止時間が5秒を超えてしまい、ハミルトンを逆転することはできなかった。

可夢偉はペレスとのタイム差をじわじわと詰め、47周目にDRSを使ってチームメイトをオーバーテイク。これで10番手に浮上した。一方、3番手のウェバーが1分42秒907というファステストラップを47周目に記録した。

3番手を走っていたウェバーは54周目を終えたところでプライムタイヤに交換し、4番手でコースに戻った。これでバトンが3番手に浮上している。

先頭のハミルトンは最後までトップを維持し、トップチェッカー。ドイツGP以来となる今シーズン3勝目を手にした。2位にアロンソ、3位にバトンが続き、レッドブル勢が表彰台を逃したのは2010年韓国GP以来のことだ。ベッテルがリタイアを喫したのも同レース以来となる。

ファステストラップはウェバーが51周目に記録した1分42秒612だった。

2週間後に行われるブラジルGPは2011年F1世界選手権の最終戦。最初のセッションとなる金曜フリー走行は、25日(金)日本時間21時にスタートする予定。公式予選は27日の日本時間1時から、決勝レースは28日の日本時間1時から行われる予定だ。

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