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2010年第19戦ドライバーコメント予選

Kay Tanaka / Jim / Me / M.S.
2010年11月14日 « ハミルトン、Q2の一件で再び処分見送り | アブダビGP予選後の記者会見パート1 »

全19戦で争われている2010年F1世界選手権は、最後の予選セッションを終えた。最終戦のポールポジションを獲得したのはレッドブルのセバスチャン・ベッテル。今シーズン10回目のポールを手に入れた。

2番手に食い込んだのは今週末に好調を維持しているルイス・ハミルトン(マクラーレン)。ドライバーズランキング首位のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がしっかりと3番手に入り、5番手に甘んじたマーク・ウェバー(レッドブル)にプレッシャーをかけた。

予選順位がそのまま決勝結果になった場合、ワールドチャンピオンシップを制するのはアロンソだ。しかしヤス・マリーナ・サーキットはコース上でのオーバーテイクが可能であり、スタートやオープニングラップだけでなく、タイヤ特性を考えると戦略が重要になる。1950年に制定されたF1世界選手権史上、初めて最終戦まで4人のドライバーがタイトル獲得の可能性を残したシーズンとなっているが、最後に笑うのはどのドライバーだろうか?

フル参戦1年目のシーズンを間もなく終えようとしている小林可夢偉(BMWザウバー)は、Q3進出までコンマ1秒ほどという僅差で12番手だった。ちなみに、昨年のアブダビGPでも予選12番手からスタートしており、決勝は1ストップを成功させて6位だった。躍進のシーズンを締めくくるためには、ポイント獲得を果たしたいところである。

予選を終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。

【マクラーレン】

ジェンソン・バトン
土曜フリー走行:5番手
予選:4番手

「週末ずっとクルマを調整していて、昨日から飛躍的に進歩した。今日の改善の仕方には満足だ。予選も良かったね。Q1の間はブレーキのバイブレーションがひどくて苦しんだけど、Q2、Q3とだんだん良くなっていった。バイブレーションのためにフロントがロックする問題もあったけど、過去の数レースに比べればまだマシだった。最後のラップでミスしてしまったので、4番手はちょっと残念。もっと上に行けたのに。でも明日のレースは楽しみにしているよ。全てのクルマが近いところにいるから、いいバトルになるはずだ。僕はできるだけポイントを取ることが目標――コンストラクターズ選手権2位を確保したいから、それがチームの明日の目標なんだ」

ルイス・ハミルトン
土曜フリー走行:3番手
予選:2番手

「とってもうれしいよ――スパ以来の僕の予選ベストパフォーマンスだった。できる限りハードにプッシュして、クルマのすべてを引き出した。最速レッドブルから100分の3秒なんて、チームにとっては最高のニュースだ。今年は信じられないほど頑張ってきたけど、なかなか追いつくことができなかった。それでも、ポールポジションの1人のすぐ後ろ、そして2台のフェラーリより前というのは素晴らしい成果だ。明日、グリッドの上で僕は周囲の心配をする必要がない――周りは十分注意が必要だろうけどね! 僕には失うものがなく、逆に得るものしかないんだ。不安を抱えているのはほかのドライバーたちだけ。僕はレースで慎重になる必要なんてまったくない。それを忘れない方がいいよ・・・ジェンソンも僕も今日の予選はうまくいったから、コンストラクターズ選手権2位のバトルにおいてはいいニュースだ。明日は僕らの1-2になれば最高だな――そうしたらチームは大喜びさ。ドライバーズタイトル獲得のことはあまり考えていない。このレースに勝つことだけに集中している」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「ルイスとジェンソンは今日、共に予選で素晴らしいドライビングを見せてくれた。明日は2番と4番グリッドに並ぶ。ルイスは100分の3秒差というほんのわずかな差でポールを逃した――これだけの僅差だとそれほど落胆もしないものさ。それでも、明日の彼のゴールは1つ。25ポイントを獲得することだ。彼はそれができる位置にいる――いつものように必要なプッシュをしてくれるだろう。レースカーには競争力があり、われわれが必要としている勝利を手に入れる準備が整っている。ジェンソンも多くのポイントが取れるポジションにおり、コンストラクターズ選手権でボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの2位をさらに確実にしてくれるだろう。明日、F1史に残るスリリングな1日になるためのすべての要素がそろった。コースサイドの観客も、テレビ視聴者も、皆シートから身を乗り出して見つめるドラマチックな戦いになるのは間違いない」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ
土曜フリー走行:7番手
予選:8番手

「今日はセクタータイムをうまくまとめることができず、Q3の最終ラップは最高のものじゃなかったよ。上手くいけば1つか2つはポジションを上げられただろうから、残念だ。それでも、明日に向けて改善する余地が生まれたし、それこそ明日のレースの目標になる。このファンタスティックなコースでなかなか真っ当な週末を過ごせているよ。ここでの走行が本当に楽しいし、雰囲気も素晴らしい。昼間から夜にかけてドライブするのは最高に特別なんだ。壮大なスペクタクルだし、レースもそれに付け加えるものになればいいね」

ニコ・ロズベルグ
土曜フリー走行:8番手
予選:9番手

「今日は速さがあったけど、残念ながらそれはハードタイヤだけだった。だから、9番グリッドからのスタートになることは残念だよ。僕たちのレース戦略ではQ3をソフトタイヤで走らざるを得なかったけど、予選を通じてそのタイヤに苦労してしまった」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「今日はマシンが予選を通じていい状態で、Q3ではとても堅実的な成果を残すことができた。しかし、ニコもミハエルもプライムタイヤのほうがよかったため、Q3で履いたオプションには苦しんだ。これにより、明日のレースでは適切な戦略を果たすことに楽観的でいられるだろう。全体的には悪くないポジションだ」

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル
土曜フリー走行:1番手
予選:1番手

「うれしいよ。最高のラップだった。誇りに思う。本当にタイトな予選セッションだったし、緊張がただよっているのを分かっているだけにスリルが増したと思う。"いよいよだ"ってね。Q3では一度しか走らなかったから、一発勝負だった。他の人たちよりも多くのラップを走っていたかもしれないけど、タイヤはワンセットしか使っていない。終盤にこれだけサーキットが改善されるとは思ってもみなかったから、もしかすると2回のアタックをした方がよかったのかもしれないけど、それでもポールには十分だった。今日のマシンは最高。昨日の夜よりはるかにいいから、前進を遂げられたんだと思う。今日は最大の結果を残せた。明日はいいスタートを決めて、いいオープニングラップを走って、そこからは長いレースになるだろうから、何ができるか見てみよう」

マーク・ウェバー
土曜フリー走行:2番手
予選:5番手

「5番グリッドはガッカリだけど、明日はまだ長い道のりがある。まだ決着はついていない。もっと上位がよかったけど、ペースを引き出せなかった。明日のレースの最後にそこにいる必要があるし、まだいろんなことが起こる可能性がある。今日は大して役に立たなかったけど、チャンピオンシップは今日で決まるわけじゃない。他の皆が得ていたようなグリップがなかったように思うから、どこでタイムを失っていたのか見ていかないと。明日はできる限りのベストを尽くすのみ。長いレースだ。まだ射程圏にいるし、重要なのはそれだ」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「最後のセッションはとてもエキサイティングだった。セバスチャンは2回目のアタックで見事なラップを走りポールを取った。最後のセッションで何周走るかはいつも厄介な選択になる。どちらのドライバーも2周以上を走りたがった。最終的に、3周、4周の連続走行をやるというのはセバスチャンとマークの選択だった。今日のマークは残念ながら5番手だったので、明日はいいスタートを決めていいレースを戦う必要がある。シーズンの締めくくりとしては機知に富んだグリッドだ」

【フェラーリ】

フェリペ・マッサ
土曜フリー走行:12番手
予選:6番手

「最後のアタックに臨むアウトラップではたくさんのトラフィックがいて、そのすべてに混乱させられたよ。特にハミルトン(マクラーレン)は僕の前にいたんだけど、ターン14ですごく速度を落としたんだ。セッションの最後にはレーススチュワードに呼ばれて、今回の件について話し合った。ハミルトンにはQ2でもやられたからね。結果的にペナルティなどが科されなかったことを見ても分かるように、こういった事柄は起きてしまうんだ。(Q3最後のアタックについては)最終コーナーを過ぎた時にシグナルが赤になったのを見たんだ。それで本能的に次の周はアタックラップにならないと思ってしまったんだよ。でも実際は、間に合っていたんだ。でも僕はすぐにハードプッシュできなかったから、タイムを改善できないってわかったことでピットに帰還した。もっといいタイムを刻めるはずだったし、さらに上位グリッドからスタートできたろうから本当に残念だよ。明日は僕ら、マクラーレン、レッドブルという3チームが激しい戦いを演じるだろう。いずれも速いからね。だけどパフォーマンス面では、僕らは予想以上だよ。フェルナンド(アロンソ)はいくつかの得意点を持ってスタートする。ポーカーなら強い手を持っている状態かな」

フェルナンド・アロンソ
土曜フリー走行:4番手
予選:3番手

「いい金曜日を過ごした後、僕たちはセットアップの作業をしていい土曜日を過ごすことができた。グリッド位置は、特に主なライバルのグリッドを考えれば悪くないよ。このレベルの競争力をあと1日続ける必要があるし、それができれば目的達成に近づくだろう。重要な予選セッションだったけど、レースは明日だから、予選が最重要とは言えなかった。信頼性とチームの作業が差を生むだろうけど、これはいつもと一緒さ。スタートについてかい? 最初の10mもしくは20mで何が起きるか注目しているけど、攻撃するか防御すかはそれから判断する。ワールドチャンピオンシップは第1コーナーで決まるわけじゃないってことを肝に銘じておくべきだけど、第1コーナーで失う可能性だってあるからね。レッドブルは強力だしマクラーレンも高いレベルにいるから、難しい週末になることを予想していた。セッションはすごく接近していて、常にオーダーが変わっていたね。Q3における僕らの最初のアタックは最高じゃなかった。なぜって、トラフィックの問題があったからさ。だけど、もっとうまくやるポテンシャルを有しているって知っていたし、うまくやれたよ。最後の周回を始めた時、最終セクターのためにタイヤを温存しておくことを考えたんだ。最終コーナーで門剤を抱えるリスクを避けたのさ。明日には自信があるけど、もう1回同じことを繰り返したいね。だけど、明日の午後にすべては決まるんだ。僕にとってスクーデリア・フェラーリ・マールボロでの素晴らしい1年だったし、このチームで本当に特別な雰囲気を共有して楽しめたよ」

クリス・ダイヤー(チーフトラックエンジニア)

「フェルナンドは素晴らしい予選を戦い、明日のレースに向けて強力な位置を手に入れた。レッドブル勢が速いこと走っていたし、ウェバーの前に出ることができたのは本当に素晴らしい結果だ。予選ではさまざまな戦略が適応されていたが、われわれとマクラーレンの戦略が功を奏したと思う。(アロンソが)3番手から、ウェバーが5番手からスタートするというのは、チャンピオンシップにおいてはポジティブなことだ。フェリペ(マッサ)はQ3で2回目のアタックができず、残念だった。彼の可能性を考えれば、さらに上のグリッドを手に入れられたと思う。いつもどおり、このサーキットでもスタートが重要になるだろう。しかし、レース序盤にソフトタイヤがどのような反応をするかというのも興味深く見守りたい点だ。デグラデーションは他のサーキットよりも激しいのでね」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ
土曜フリー走行:13番手
予選:7番手

「最高の予選だった。昨日の自分たちの位置を考えると特にね。金曜日はちょっと苦戦していたけれど、走るたびにマシンを改善できたから今日の結果にはとにかくうれしい。7番手なんて予想以上だし、明日はこれをキープできればいいな。もちろん、明日は明日だけど、エンジニアも僕も今週末はいい勢いがあるから、とてもポジティブだ」

ニコ・ヒュルケンベルグ
土曜フリー走行:11番手
予選:15番手

「まず、ルーベンス(バリチェロ)と僕はわりと匹敵したペースだった。だけど、ルーベンスがトップ10入りできた一方で僕は15番手どまり。Q1ではすべて問題なかったし、プライムタイヤはきちんと機能していた。Q2でオプションを履いたらすべてが変わっちゃったんだ。マシンが突然予想外の動きを見せて、バランスもグリップも失ってしまった。どこを走っても横滑りするんだ。かなり奇妙だったし、今夜調べてみる。いいスタートを決められれば、いくつかポジションを上げてもっとポジティブな結果を残せるはずだ」

パトリック・ヘッド(エンジニアリングディレクター)

「ルーベンスは素晴らしい予選だった。エンジニアと一緒に、今日の午後はマシンから最高の力を引き出したと思うし、レースでも優れたパフォーマンスを期待している。ニコ(ヒュルケンベルグ)はQ3進出に必要なポテンシャルを発揮したものの、最後のタイヤを履いた際に低速コーナーでアンダーステアに見舞われてしまった。どちらのドライバーも明日はいいレースを走れるはずなので、コンストラクターズ選手権の順位を維持することが目標だ」

【ルノー】

ロバート・クビサ
土曜フリー走行:9番手
予選:11番手

「昨日からマシンに苦戦していて、特に予選に向けてその問題を乗り越えることができなかったというだけだ。今日の夜はリアのスライドがひどくて、いいラップタイムを出せるように早い段階でパワーを得るのが難しかったよ。あらゆることを試したけど、多くのコーナーで滑っていた。でも、それが今日あったことさ。トップ10を逃したのは残念だったけど、日曜日に向けて自由にタイヤを選べるのも今年はじめてのことだから、これを生かせるかだね。シーズンはまだ終わっていないし、さらにポイントを取ってシーズンを終われるようにトライするよ」

ヴィタリー・ペトロフ
土曜フリー走行:6番手
予選:10番手

「週末を通してマシンはとてもいい感じだった。それぞれのセッションで進展があり、特にこのサーキットでは重要になるブレーキの感触が良くなったし、今日はパッケージのすべてのパーツがうまく働いているように感じたよ。この週末の大部分で10番手以内につけていて、そのポテンシャルを予選で発揮できてよかった。レースはタイヤにとってすごく厳しいものになるだろうし、それに対応するために正しい戦略を注意深く検討する必要がある」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「10番グリッドと11番グリッドでは満足するわけにはいかない。より良い結果に狙いを定めていたのだ。ロバートは予選でできる限りのことを試したものの、グリップの低さとオーバーステア傾向のバランスに悩まされてそれ以上のことができなかった。ヴィタリーに関しては、再びQ3進出を果たすことができてよかったが、最後のアタックでミスをしなければもっと速かったはずだ。今は明日午後のレースに集中し、ダブル入賞でのシーズン締めくくりを目指していかなければならない」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル
土曜フリー走行:15番手
予選:13番手

「自分たちの予選には満足している。ここ数戦は楽じゃなかったけど、今日はクリーンなラップが取れた。トップ10にも近いし、レースのためにはいいポジションだ。VJM03はとても調子が良く、バランスもいい――オプションタイヤで3ラップもできたんだ。予選では珍しいことだよ。トップ10のすぐ近くだし、目標はポイント圏内に入ること。今シーズンのパフォーマンスを考えると可能なはずだ――いいスタートとレース戦略、そして運が必要だ。簡単じゃないけど、プッシュしてベストを尽くすよ。どうしてもポイントが必要だ。それが絶対的なゴールだよ」

ビタントニオ・リウッツィ
土曜フリー走行:16番手
予選:16番手

「今日はいい形だった。Q3には届かなかったけど、これまでのレースに比べてパフォーマンスの進歩を示すことができた。バランスは良かったし、2セット目のタイヤはどんどん良くなっていった。最後のラップの最終セクターでペトロフに引っかかってコンマ3秒ほど失ってしまったのが残念だ。それで少なくとも1つか2つ、ポジションを落とした。でもクルマが速いのは分かってるし、レースではいい状態で走れそうだ」

ビジェイ・マルヤ(チェアマン&チーム代表)

「今日はチームの優れたパフォーマンスが見られた。昨年はQ1突破にも苦労していたのに、今日はQ3までコンマ3秒以内だ。この12カ月でいかに成長したかを示している。皆の努力の表れでもあり、明日のレースに向けて良い励みになった。十分にポイントを狙えるポジションにおり、われわれのレースペースは通常優れている。再び6位の座を取り戻そうと、皆意欲的だ。上位をすべてコンストラクターズタイトル経験者でシーズンを終えることができれば、この素晴らしいシーズンへの何よりの添え物になるだろう」

【トロ・ロッソ】

セバスチャン・ブエミ
土曜フリー走行:18番手
予選:18番手

「ターン19の出口でウオールをこすっちゃってだいぶタイムを失ってしまった。それで0.3秒とQ2進出を逃したから、セッションの流れには満足できない。自分をノックアウトしたのがチームメイトっていうのは皮肉だけれど、今はレースに集中しないといけない。フリー走行での全体的なマシンパフォーマンスはそれほど悪くなかったから、今シーズンの最終戦もいつも通り、このパッケージから最大限の力を引き出してベストを尽くす」

ハイメ・アルグエルスアリ
土曜フリー走行:17番手
予選:17番手

「今日はQ1からQ2に進むのがかなり難しかったけど、最終的には0.1秒縮められたし、いいラップを走れたと思う。ここでは期待していたほど速くなくて、ザウバーやフォース・インディアを攻めることができなかった。だから、直線で速くなるようにダウンフォースを削って走ってみたけど、これによってセクター3がかなり難しくなってしまい、オーバーステアがひどくて攻められなくなった。レースに向けては金曜日から状況ははっきりしている。今回のレースはクラッシュやリタイアが多発する可能性があるから、トラブルフリーでタイヤ戦略をうまくやれば僕たちにだってポイントゲットのチャンスがあるかもしれない。明日は失うものがないから、アグレッシブにレースをスタートしてあとはどのポジションを狙えるのか見ていく」

ジョルジオ・アスカネッリ(テクニカルディレクター)

「週末を通して17番手や18番手の周辺にいたので、この予選結果は取り立てて驚きではない。最後はトニオ(リウッツィ/フォース・インディア)を上回れると思ったのだが、そうはならなかった。プライムタイヤを履いて長めに走ることを決断したあの時は正しい判断だと思ったものの、トニオが柔らかいオプションタイヤで2回のアタックを決めてわれわれより上位につけた今なら、後知恵ながら間違った選択だったと言える。つまり、私は間違っていたのだ。シーズン末に満足できる理由のひとつ? 明日がどうであれ、ハイメ(アルグエルスアリ)は今季最も多くの周回を走破したドライバーだということ。19戦すべて、金曜日と土曜日の走行も合わせると壮大なマイレージだ」

【ロータス】

ヤルノ・トゥルーリ
土曜フリー走行:20番手
予選:19番手

「今シーズン最後の予選で新チームのベストポジションを獲得できたことがうれしいし、最高だった。午後のマシンは本当によかったけど、ブレーキング時のリアタイヤロックはフリー走行3回目では経験しなかったことだからちょっと驚いた。それでも、路面はセッションを通じて改善していったから、最終的にうまくラップをまとめることが重要だったし、そうすることができたんだ。あとコンマ1秒は縮められたと思うけど、僕らは(新チーム勢の)前に立ちたかったし、実際にそうなった。ティモ(グロック/ヴァージン)に対して大きなギャップを築くことができたというのも、シーズンを終える上でいい兆候だね」

ヘイキ・コバライネン
土曜フリー走行:19番手
予選:20番手

「僕にとってのセッションはOKだったと思ったけど、素晴らしい予選ラップを決めたヤルノ(トゥルーリ)を祝福するよ。僕は可能な限りいいパフォーマンスを決めたと思うし、2台共に直接的なライバルの前につけられたから、望みどおりさ。今日のパフォーマンスを明日の予選に生かしたいし、主な目標は新チームの最高順位でシーズンを終えることなんだ」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「今日は、これ以上の結果を望むことができたとは思わない。2台が強力でバランスを保っており、他の新チーム勢を抑えるという第一目標を果たすことができた。週末を通じてタイヤの能力を最大限に生かすためにハードワークを重ねているが、ヤルノとヘイキ(コバライネン)はそれを予選でやってくれた。明日のレースに向けて、とても力強いポジションを手にできたよ」

【HRT】

クリスチャン・クリエン
土曜フリー走行:24番手
予選:24番手

「今日は僕らにとって厳しい日で、3回目のプラクティス(土曜フリー走行)ではブレーキに問題を抱えていた。それでブレーキングシステムを変える必要があり、その後は前より良くなったよ。残念ながら、予選では新しいセットアップに慣れるだけの時間が十分じゃなくて、マシンがすごく快適だったわけではなかった。でも、明日はいいレースができることを期待しているし、もう一度2台揃ってフィニッシュしてシーズンをいい形で終われたらいいなと思っている」

ブルーノ・セナ
土曜フリー走行:22番手
予選:23番手

「今日は路面コンディションがすごく変わりやすかったけど、一日を通して、予選の中でさえ路面は改善していた。こういう変化に合わせていくのは難しかったんだけど、オプションタイヤではいいラップができたよ。僕のF1初シーズンの最終戦だから、競争力のあるいいレースをしたいね」

コリン・コレス(チーム代表)

「他の新規チームとの差は、今日はそう大きくなかった。クリスチャン・クリエンはフリー走行で起こった問題を解決した後、より良いパフォーマンスを見せられるようになった。ブルーノ・セナはうまいアタックができてわれわれのライバルたちに迫っていた。もっと優れた結果もあり得たものの、残念ながらセクターをまとめ上げることができなかったのだ。このシーズンの最終レースに向けて、新規チームたちとよい戦いをして満足のいく結果を得ることを望んでいる」

【BMWザウバー】

ニック・ハイドフェルド
土曜フリー走行:10番手
予選:14番手

「金曜日から、大きくマシンを改善することができた。予選は悪くなかったけど、完全に満足はできないよ。タイヤを温めるのに数周かかってしまうんだ。Q1ではプライムタイヤを使い、その後オプションタイヤを使った。昨年同様、(2つのスペックの性能)差はあまり大きくなかったね。暑かったけど、路面はすごくスムーズな印象だったしグリップがあり過ぎることもなかった。このサーキットでは、マシンバランスを得るのが簡単じゃないんだ。Q2ではソフト側であるオプションタイヤを1セット使った。最終ラップはトラフィックもミスもなくてOKだったけど、タイヤからもっとグリップを得られたんじゃないかって気分だよ」

小林可夢偉
土曜フリー走行:14番手
予選:12番手

「ほんのわずかな差でQ3進出を逃してしまいましたが、このサーキットにおいては、僕らのマシンでもそれ(Q3進出)を果たすことは可能でしたね。全体的にマシンは金曜日よりもよかったですし、ラップタイムもかなりよかったです。それでも、フリー走行3回目のためにルーティン作業としてブレーキのマテリアル(材質)を変えたんですが、そこで問題が発生しました。フロントとリアのブレーキバランスが適切なものにならなかったんです。この結果、自信が欠如してしまいましたし、3つのセクタータイムを完ぺきにまとめることができませんでした。それでも明日のレースをすごく楽しみにしていますし、この位置からのスタートならポイント獲得も可能だと信じています」

ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)

「昨晩にドライバーたちとエンジニアたちがいい仕事をしてくれたため、フリー走行3回目のセットアップで適切な方向性を見出すことができたようだ。予選に向かう際は、マシンの感触に満足することができた。問題はすべてタイヤと言えたのだが、どのスペックを使うのか、どのぐらいコースにとどまるのかという点が、特に路面コンディションに応じてウオームアップの問題があったために重要だった。路面温度とタイヤのライフという2つの要素こそ、われわれが妥協する必要がある問題だ。それで、われわれはいずれのセッションでも長めの周回を行ったが、われわれにとってはいいことだった。今日はトラフィックが問題でもあったので、多めに走ることが大切だったのだ。可夢偉はいいラップを刻み、わずか0.13秒差でQ3進出を逃したものの、明日のために新品タイヤを確保できている。今日のグリッドを考えれば、いいレースになりそうだ。われわれにとっていいレースになることを期待しているし、いくらかのポイント獲得を狙いたい」

【ヴァージン】

ティモ・グロック
土曜フリー走行:21番手
予選:21番手

「僕らはマシンの能力を存分に引き出していい予選セッションを過ごせたから、ロータス勢を倒せなかったことは残念だけど、自分のパフォーマンスには満足しているよ。今週末が僕らのデビューシーズンの最終戦になるなんて信じられないけれど、レースでは何かを期待しているし、最後にロータス勢の前に立ちたいな」

ルーカス・ディ・グラッシ
土曜フリー走行:23番手
予選:22番手

「すべてのことを考えれば、予選での僕のラップタイムは悪くない。予選タイムにはトラフィックとコース上の位置が大きく影響したけどね。これからは明日のレースに集中するよ。シーズン最終戦だから、可能な限り最高の仕事をするよう努力して、いい結果でシーズンを終えたい」

ジョン・ブース(チーム代表)

「両ドライバー共に、いくらかのトラフィックを経験した。ルーカス(ディ・グラッシ)のブレーキドラムがブレーキング時に影響を与えていたが、われわれは単に直近のライバルたちを破るのに十分な速さを持っていなかったのだ。タイヤチョイスとマネジメントが明日のレースで興味深い点になるだろうが、エキサイティングなシーズンフィナーレを楽しみにしている」

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