アブダビGP

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2度の赤旗中断、ボッタスが最速

Jim
2019年11月29日
© Clive Mason/Getty Images
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2019年シーズンを締めくくる一戦、FIA F1世界選手権第21戦アブダビGPが開幕した29日(金)、ヤス・マリーナ・サーキットに乗り込んだF1サーカスは金曜フリー走行1回目のセッションに臨み、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。

アブダビにはピレリの最も柔らかい組み合わせであるC3からC5のドライタイヤが持ち込まれ、トロ・ロッソとウィリアムズはミディアムを少なめに選んでいるが、全チームとも確保したセット数に大きな差はない。

快晴のヤス・マリーナ・サーキットでは気温25.9度、路面温度35.1度、湿度58.2%のドライコンディションで最初のフリー走行がスタートし、トロ・ロッソを駆るダニール・クビアトとウィリアムズでのラストレースを迎えたロバート・クビサが真っ先にコースに向かうと、他の陣営も続々とインストレーションラップを完了していく。

先のブラジルGPで同士討ちを喫して話題になったフェラーリコンビがタイム計測に入り、セバスチャン・ベッテルはゆったりとしたペースで2分06秒台となったが、シャルル・ルクレールは1分40秒台を刻んでいる。ソフトタイヤで始動した2人は1回のタイム計測にとどめ、3周を走ってピットに引き上げた。

レッドブルがアレキサンダー・アルボンをコースに送り出してすぐ、6連覇王者のメルセデスはバルテリ・ボッタスを先に出陣させる。インテルラゴスでリタイアを喫したボッタスは最終戦を前にパワーユニットの交換が必要と判断され、新しいコンポーネントを投入することから今週末はグリッド後方からのスタートが決まっている。

ボッタスが1分37秒975をマークした直後には相棒ルイス・ハミルトンもガレージを出発。いつもの"44番"ではなく王者にのみ許された"カーナンバー1"をつけてコースに向かった。

全車のタイムが出そろった時点でタイムシート最上位には1分37秒939に自己ベストを縮めたボッタスが立ち、0.557秒差でレッドブルのマックス・フェルスタッペンが2番手、ハミルトンが0.6秒遅れの3番手につけていた。ベッテルとルクレールのフェラーリ勢は4番手と5番手、アルボンに次いでニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、セルジオ・ペレスとランス・ストロールのレーシング・ポイント勢、ハースF1のケビン・マグヌッセンがトップ10に名を連ねている。

ハミルトンがボッタスのタイムを上回ってトップに浮上した後、ピレリに1セットのタイヤ返却が義務付けられている序盤40分の作業を終えたドライバーたちは全員がピットに引き上げたものの、ボッタスはすぐにソフトからミディアムに履き替えてガレージを離れた。路面の改善もありつつ、新しいタイヤでペースアップに成功したボッタスは1分36秒台に入れてトップタイムを塗り替えている。

その後、ライバルたちも新しいタイヤを装着してコース上でのプログラムを再開し、ソフトタイヤの評価に専念するフェルスタッペンが1分37秒492を刻んで2番手に浮上、もう1台のレッドブルを駆るアルボンも自己ベストタイムを更新して4番手に上がった。

残り時間が30分を切ろうかというタイミングでセクター3に黄旗が振られる。どうやらルノーのダニエル・リカルドがトラブルに見舞われたようで、リアから煙を上げながらコース脇にマシンを止めたため、黄旗はすぐに赤旗に切り替わっている。ルノーマシンからはオイルが漏れていたようで、足を取られたボッタスがコースを飛び出すなど多少なりと他のドライバーも影響を被ったが大きな事態には至っていない。

コースマーシャルを手伝ってマシン撤去に協力した後、ガレージに戻ったリカルドは「1年も終わりになると、何もかもマイレージが限界に近づくからね。ポジティブに言えば、いずれかのセッションで問題を抱えるとすればこのセッションだってことさ」とコメントしていた。

約13分間の赤旗中断を経てセッションが再開されると、マクラーレンのカルロス・サインツを先頭に、アルボンやウィリアムズのジョージ・ラッセルらがガレージを飛び出していく。限られた時間を有効に使おうと、リカルド以外のドライバーが積極的に周回を重ねていたが、残り数分となったタイミングでベッテルがスピンを喫し、リアからウオールにぶつかってしまう。

即座に黄旗が振られてほどなく、セッションは再び赤旗中断となり、すでに残り2分を切っていたことから、そのまま終了することが発表された。

トップで初回セッションを終えたのは1分36秒957を刻んだボッタス、フェルスタッペンが2番手、ハミルトン、アルボンと続いてメルセデスとレッドブルがトップ4を占めている。5番手にベッテルが入ったものの、ルクレールは7番手にとどまり、間の6番手にはハースF1のロマン・グロージャンが食い込んだ。

トロ・ロッソのクビアトは15番手、ピエール・ガスリーは16番手のタイムだった。

アブダビGP金曜フリー走行2回目は日本時間22時にスタートする予定だ。

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