アブダビGP

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「彼、僕のことが相当嫌いみたい」

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2015年12月2日
© Sutton Images
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アブダビGPはシーズン最終戦。その無線コメント傑作集を『ESPN』がお届けしよう。

「ラスト3コーナーで前にいたの誰?」
「スティーブンスとグロージャンだ」
「ばか野郎どもが!」

FP3の最終セクターでラップを邪魔され、犯人のウィル・スティーブンスとロマン・グロージャンに悪態をつくフェルナンド・アロンソ。

「行かせるってことでいいんだよね?」

レースの中盤、後ろからやってきたチームメイトのキミ・ライコネンにポジションを譲ったものの、やや不安そうにチームに確認したセバスチャン・ベッテルだった。

「今、ちょっと忙しいんだけど!」

F1マシンをドライブするだけでも大変なのに、ほかにも注意を並べ立てられ、いら立ってつい言い返したダニール・クビアトの言葉。

「前にいるのはアロンソだ。ブルーフラッグが出ている」
「ねえ、彼、僕のことが相当嫌いみたい。どうしちゃったんだろう。もう1秒もロスしてるんだけど」

周回遅れのアロンソがなかなか譲らない理由について、個人的感情が原因ではないかといぶかしむベッテル。心当たりでもあるのだろうか。

「セーフティカーが出ないんなら、クルマをリタイアさせる」

そのアロンソの心境をよく表しているのがこのせりふだ。レースがまだ半分というところでタオルを投げ入れ、2015年シーズンを切り上げたい気分だったようだ。しかし、その後思い直したようで最後まで走り切っている。

「ストラトモード10、ストラトモード10にしなさい。これは命令だ」

2人のドライバーの戦略をめぐり、レースの終盤にメルセデスのピットウオールで激しい無線の応酬があった。納得できず、なかなか従わないハミルトンに、チームからややいらついた声で命令が出された。

「素晴らしいよ、みんな。今までのすべてに、本当にありがとう。寂しいよ、大好きだよ。絶対にまたいつか一緒に仕事をしようね!」

ロータスでのキャリアを9位で締めくくり、心のこもった感謝の言葉を送ったロマン・グロージャン。2016年はハースF1チームへと移籍する。

「なかなか面白かったじゃない、ねえ? 僕らには弱点がある。でも、何をすべきか正確に分かっている。僕らならやれるよ。これから長い冬になる――でも、きっといい冬だから」

ここからは上昇しかないとチームに認識させ、再起を誓ってマクラーレン・ホンダに呼び掛けたジェンソン・バトン。2016年が楽しみだ。

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