アブダビGP

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ベッテル快勝! レッドブル1-2

M.S.
2013年11月4日
スタートで前に出たベッテル © Getty Images
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トワイライトレースの舞台、夕暮れ時のヤス・マリーナ・サーキットにて3日(日)日本時間22時から2013年FIA F1世界選手権第17戦アブダビGP決勝が行われた。

前日の予選ではレッドブルのマーク・ウェバーがポールポジションを獲得。先週末に4年連続の戴冠を果たしたチームメイトのセバスチャン・ベッテルが2番手につけた。また、4番手タイムを残したメルセデスのルイス・ハミルトンのマシンには予選中に右リアのウィッシュボーンに故障が生じていたことが分かっている。

さらに、予選5番手だったロータスのキミ・ライコネンはセッション後に実施されたフロアのデフレクションテストでフロントフロアが規定以上にたわんでいることが判明したため、予選結果をはく奪され最後尾からのスタートとなる。

舞台となるサーキットは1周5.554km、決勝レースは55周で行われる。DRSゾーンはターン7からターン8にかけての部分と、ターン10からターン11にかけての2カ所に設定された。ピレリは今週末のドライタイヤとしてミディアムコンパウンド(プライム)とソフトコンパウンド(オプション)の2種類を用意している。

レース開始時の天候は晴れ、気温32度、路面温度36度のドライコンディション。セッションスタート時にプライムタイヤを選んでいたのは12番グリッドのジェンソン・バトン(マクラーレン)と15番グリッドから17番グリッドに並んだバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、エステバン・グティエレス(ザウバー)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、そして22番グリッドのライコネンだった。

スタートで前に出たのはベッテル。ロズベルグが2番手に上がり、ウェバーは3番手に後退してしまった。後方ではライコネンがスタート直後にシャルル・ピック(ケータハム)と接触してマシンをストップさせている。

1周目を終えて4番手以降はロマン・グロージャン(ロータス)、ハミルトン、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、フェリペ・マッサ、フェルナンド・アロンソ(共にフェラーリ)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)らがトップ10に並んだ。

スタート後の混戦でフロントウイングにダメージを負ったバトンは2周目の終わりにピットへ向かい、ソフトタイヤに履き替えて隊列に合流している。

ベッテルが着実に2番手との差を開いていく中、6周目にはソフトスタート勢の最初のピットストップが始まり、上位勢では8周目に5番手のハミルトンがいち早く動いた。続く周回でKERSに問題を抱えている様子の3番手ウェバーとその後ろにぴったりつけたグロージャンが同時にタイヤ交換を実施している。

ミディアムタイヤに履き替えた3人は相対的なポジションを維持して10番手からウェバー、グロージャン、ハミルトンと並ぶ。ウェバーとグロージャンが前を行くエステバン・グティエレスを早々に料理したのに対し、タイヤがきつい様子のハミルトンはグティエレスのペースに付き合わされていた。11周目にはまだピットインしていないベッテル、マッサ、アロンソ、ディ・レスタ、ジャン-エリック・ベルヌが上位に名を連ねている。

一人次元の違うペースで2番手マッサに24秒以上のリードを築いたベッテルは15周目にミディアムタイヤへ交換し、隊列の先頭に復帰。17周目にアロンソ、19周目にマッサがピットに入っており、暫定トップ3はベッテル、ディ・レスタ、ロズベルグに変わった。

ロズベルグがスタート時のタイヤで粘っているディ・レスタのすぐ背後で抜きあぐねている間に後ろからウェバーがギャップを詰め、20周目にウェバーが2番手に。ディ・レスタが21周目にタイヤ交換を行なって、ベッテル、ウェバー、ロズベルグ、グロージャンにいまだノーストップのエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が続く形となった。グティエレスにしばらく付き合わされたハミルトンはその後ろ6番手を走っている。

ハミルトンは25周目にスーティルをかわしたものの、直後にポジションを取り戻され、さらにはマッサにもオーバーテイクされてしまう。ハミルトンはその後何とかスーティルのパスに成功。アロンソにも抜かれたスーティルは30周目に最初で最後のピットストップを完了し、ソフトタイヤで長い第2スティントに挑んだ。

スーティルに続いてハミルトンが2回目のタイヤ交換へ向かい、トップ10はベッテル、ウェバー、ロズベルグ、グロージャン、マッサ、アロンソ、ディ・レスタ、ベルヌ、グティエレス、ハミルトンに。

33周目、2回のピットストップを経て11番手を走っていたヒュルケンベルグに対し、2回目の作業時に危険なリリースがあったとしてドライブスルーペナルティが科された。また、同じラップで2番手ウェバーと3番手ロズベルグがミディアムからミディアムにつないで最後のタイヤ交換を終えている。

5番手マッサと6番手アロンソが接近戦を繰り広げていた38周目、ラップリーダーのベッテルがピットへ。40秒後方の2番手グロージャンもそれにならい、バトルを続けるフェラーリ勢の前でコースに復帰した。

フェラーリ陣営は39周目にマッサをピットに呼び、別のミディアムタイヤに交換して9番手で隊列に戻す。これで5番手に上がったアロンソは終盤の45周目になってソフトタイヤに履き替え、コースに合流するやベルヌと相棒マッサを抑えて7番手につけた。

アロンソは最速タイムを連続して塗り替えつつ5番手集団のディ・レスタとハミルトンを追いかけ、51周目にハミルトン、52周目にディ・レスタの前へ出る。しかし、ピットアウト後の隊列復帰時にコース外に飛び出した件でレース後の審議対象となった。

アブダビの夜空にきらめく花火を背景にトップチェッカーを受けたのはベッテル。タイトルを決めた前戦でドーナツターンを披露して戒告処分を受けたにもかかわらず、またしても同じパフォーマンスで喜びを表した。

2位ウェバーからロズベルグ、グロージャン、アロンソ、ディ・レスタ、ハミルトン、マッサ、ペレス、スーティルまでがポイントを獲得している。6位ディ・レスタと10位スーティルのフォース・インディアコンビは1ストップを敢行しての入賞だった。

11位パストール・マルドナド(ウィリアムズ)以下、バトン、グティレス、ヒュルケンベルグ、ボッタス、ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)、ベルヌ、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)、ピック、ジュール・ビアンキ、マックス・チルトン(共にマルシャ)が完走を果たした。

次戦は第18戦US GP。最初のセッションである金曜フリー走行1回目は日本時間16日(土)深夜0時スタート予定だ。次戦もお楽しみに!

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